駿河湾のカツオ2003.7.27

7月27日は駿河湾のカツオ釣りに行ってきました。
爆釣の情報が浸透しているのか、沼津港の岩壁はラッシュアワーのプラットホームのような混雑。沖釣り師よりもルアーマンでごった返していました。

ここ2、3日好調だった波勝崎沖にはカツオ狙いの船団が集結。さらに沖にはスルメイカを狙った船団が固まっています。
視程は良好でもはや梅雨明けした感じ。利島、新島、式根島、三宅島、神津島がパノラマアングルに拡がっています。

でもカツオがいません。
ルアー船はシイラと遊んでいますが、この魚は沖釣り師のターゲットではありません。
船はナブラを探して走り回りますが、昨日から不調モードに入ってしまったらしく、まったく見当たりません。
数10隻の船が懸命にカツオを追っているのですが、まぐれで掛かった小振りな1尾を目撃しただけです。

4時間が経過したころ、船のエンジンが全開し、全速で走り出しました。ナブラを見つけたのです。
急停船して水深15mに仕掛けを投入すると、ミヨシの突き台の竿がしなりました。続いて次々と竿がしなりだし、ダブル、トリプル・・・もう数えてなんかいられません。すべての竿にカツオが掛かったかのよう。引きの強さやオマツリ騒ぎで戦争のような喧噪が襲いかかってきました。これがカツオ釣りの醍醐味です。

衝撃的なクライマックスはわずか5分間ほど。群れが小さいのか、バラした人が急いで2投目を投入したときはシイラが掛かってきただけで、そのあとはそのシイラさえ姿を消してしまいました。
タハラッチはもちろん竿を出す暇などありませんでしたが、この間に8カットくらいの撮影を終え、不調な中でもなんとか取材ができたようです。

その後、時間を延長して粘ってもらいましたがカツオのアタリは皆無。船中10尾の釣果を納めて、凪ぎの駿河湾を北上しました。

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