剣崎沖のアジ釣り2003.11.5

11月5日は剣崎の松輪港から、クラブツーリズムのアジ釣り実釣会に出船しました。
初心者講習会ですから、沖釣りを楽しんでもらえるか、土産くらいは釣れるのか、気になりました。
ラッキーなことに曇りから晴れで、海は多少波っけがあるだけで凪いでいます。

最初は下浦沖の60mダチ。カカリ釣りではなく流し釣りですから、初心者には仕掛けの上げ下ろしのタイミングを取るのがたいへんかも知れません。
とりあえずタックルさばきの練習を開始しました。
オモリがトンと海底に達したら、糸フケを巻き取ってタナを切るのですが、オモリの着底がなかなか判らないようです。
もちろん糸ふけの巻き取りなど、最初からは難しいようです。
釣果の追求より、タックルさばきの練習を優先しました。

ここではまったくアジが食わず、サバさえいないようです。
しばらくして城ヶ島の西沖へと移動。航程40分のクルージングです。

こちらは100m以上の深場で、カカリ釣りの船が何隻かやっています。
ところが隣の船で上がっているのはサバばかりでアジは皆無。アンカーを打たずにその脇で釣りを開始しました。
先ほどは底から3mのタナ取りでしたが、今回は海面から100mで仕掛けを止め、その位置でコマセを振り出します。

6名中、5名がまったくの初心者ですから、クラッチの切り方、竿の持ち方、クラッチのつなぎ方、底ダチの感知、タナ取り、コマセの振り出し、そして船上での立ち方など、すべてをつきっきりで指導します。

ほかの船のコマセでサバが寄っていたのでしょう。船頭の指示するタナでも海底からのタナ取りでも、サバが食ってきます。挙げ句の果てには仕掛けの降下中の海面下20mでも食ってくる始末。サバが食ったのが判らずにオマツリの連発で、仕掛けの消耗が半端じゃありません。
でもおかげで釣り方はいくらか練習できたようです。

ここでの釣果はゴマサバがいっぱいとアジは船中1尾だけ。僚船から剣崎沖でアジが食っているという連絡があり、残り時間が2時間ほどでしたが、30分を掛けて移動。60mダチに仕掛けを投入しました。
船頭の指示は底から5、6m。船酔いでダウンしていた人の仕掛けを投入し、3m切ってコマセを振り、さらに2m上げてコマセを振るとキュンというアジのアタリ。30cm級が上がりました。
続いて投入すると道糸が後方に延びます。着底したら素早く2m切ってコマセを振り出し、さらに1m上げて振るとキュンというアタリ。潮が効いているので低めのタナを取らせると、ほかの釣り人にもアタリが出ました。

おかげで最後の1時間半はアジの入れ掛かり。船酔いも振り払い、最低でも30cm級の大アジを4尾。竿頭は10尾ほど釣り上げて、沖釣りの楽しさを満喫してくれたようでした。


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