玄界灘の魚尽くし2 2002.10.24up 25更新

アマダイは片身を塩焼き、もう片身は刺身に切って丼に盛ったご飯の上に載せ、中落ちで取っただし汁を掛けてマグ茶漬けにしました。
柵取りするとき、皮にはウロコを付けたまま引き、皮の唐揚げに。ウロコはことのほか旨かったのですが、残念ながら塩焼きと皮揚げは写真には撮ってありません。
イトヨリはソテーにしましたが、もうひと味、工夫を凝らします。
カサゴも唐揚げにしましたが、これももうひと味、工夫を懲らすつもりですから、明日の写真を楽しみにしていてください。

アマダイ
アマダイ魚体
普通、アマダイのウロコは柳刃を寝かせてていねいに削ぎ取ります。
今回は皮を食べたかったので、皮を引きました。
真っ白いアマダイに仕上げてからさばくのが料理人の手法ですが、釣り人料理ならやりやすい方法で良いですよね。
甘鯛のウロコ挽き アマダイのウロコ挽き完了
アマダイのカブトは酒蒸しにしました。
昆布を敷き、長ネギとショウガを口の中に詰めてたっぷりと
酒を振りかけ、軽く塩味を効かせて20分ほど蒸しました。
やはり酒蒸しはアマダイに限ります。絶品ですよ。
柵取りした身は中骨や血合い骨を取り除いてしばらく
寝かせるとしっとりしてきます。厚めの削ぎ切りにして
ご飯の上に載せ、ゴマをふって三つ葉を散らします。
中落ちで作った薄い醤油味のだし汁を煮立たせてから
注ぎ、ふたをして2分ほど蒸らすと、特製のマグ茶の
出来上がり。さっぱりした旨さは抜群です。
アマダイ酒蒸し アマダイマグ茶
イトヨリ カサゴ
イトヨリ単体 カサゴ魚体
みじん切りのニンニクとたっぷりめのオリーブオイルを敷いた
フライパンで、イトヨリの皮がパリッとするよう焼き上げたら、
白ワインとバターを加えてふたを被せ、蒸し焼き状態にします。
塩、胡椒、バジリコなどで味を整えれば出来上がりですが、
明日はこれにもうひと味、加えてみます。
両側の身を削いだカサゴは、たっぷりの油でじっくり揚げます。
あまり高温にすると焦げてしまうので、低めの温度を保ち、
お玉で油を頭に何度も注ぎながらしっかり火を通します。
身は一口大に切り、小麦粉を薄くまぶしてカラッと揚げれば完成。
こちらももうひと味、加えて変身させる予定です。
イトヨリのソテー カサゴの唐揚げ
ソテーしたイトヨリにバルサミコソースをかけました。
ソースの作り方は、ソテーした煮汁にさらにニンニクのみじん切りを加え、バルサミコ酢をたっぷり注いで煮込みます。これにもう一度オリーブオイルを加え、ドロドロになったところでバターを少々。盛り付けたイトヨリの上にバルサミコソースをかけ、バジルの葉をそえれば出来上がりです。
唐揚げにあんを掛けるとふた味もみ味も変わってきます。
あんの具に今回は長ネギ、人参、椎茸、ピーマンを賽の目に切って使いましたが、野菜は適当なものを使えばOK。鍋で軽く炒めたら水を注ぎ、だしの素と、塩、砂糖を少々加えて煮込みます。火が通ったところで水で溶いた片栗粉を加えてとろみを付け、隠し味に醤油を数滴垂らし、ゴマ油で香りを付けます。
イトヨリのバルサミコソース カサゴの唐揚げあんかけ

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