さて、豆南諸島っていったいどんな配置になっているのでしょう。
資料を探しましたが見当たりません。
終活志向のため、処分してしまったのかもしれません。
手元にあるものをベースにして、急遽作成しました。
かなり手間取ってしまいましたので、
申し訳ありませんが、
本日はここまでとさせていただきます。
遥かなる水平線の彼方にはきっと、
夢のようなパラダイスが広がっていて、
憧れの大物がひしめいている。
多くの釣り人が抱いている夢をかなえさせてくれたのが豆南海域です。
海はさらに小笠原諸島へと続き、
数年前の大噴火で一躍有名になった西ノ島から硫黄列島、
すなわち火山列島へと展開します。
もっと下ると国境を超えて北マリアナ諸島からサイパン、グァムへと島々が連なり、
豊かな漁場を形成しています。
釣り関連の仕事をしたおかげで、
一般的に言われている娑婆での良い暮らしからは縁遠くなりましたが、
とても楽しい思いをたっぷり味わってきました。
ありがとうございます。
豆南海域への足掛かりは、
潜水艦なだしおと衝突して沈んだ第一富士丸との出会い。
タハラッチはあの不幸な事故の一週間後にも、乗船する予定だったのです。
どういうわけか、富士丸での写真が見つかりません。
当時のメディアにはReportと一緒にポジフィルムをそっくり渡しておりましたが、
そのほとんどが返却されておりません。
そして残念なことにメディアのほとんどが現存していないのです。
貴重な記録がたっぷりあっただけに、悔しいですね。
当時は全国に5隻ほどの大型遠征船がありました。
その中でもっとも後発だったラ・マドンナ。
焼津水産高校の練習船を改造した260tくらいの大型船で、
(じつはこの船、386tでした。5/1付けで修正しました)
焼津の水産会社が運営していました。
クルーは豆南海域での鰹鮪船の漁師たちで、
船頭以下20数名の精鋭揃い。
ときには釣り客よりスタッフのほうが多かったほどでしたから
至れり尽くせりのサービスで、楽しませてくれました。
安全な航海を提供するには、
それほど大勢のスタッフが必要だったのです。
乗船する釣り客は日本全国からやってきました。
中にはロールスロイスで乗りつける方もいらしたほどの盛況ぶり。
出航すると港のすぐ北にある虚空蔵山に航海安全のお参りをし、
西伊豆の田子で活きイワシを仕込んでから、
豆南海域へと進路を取ります。
そういえばイワシが枯渇したときなど、
三浦半島まで寄り道をして、イワシを手に入れたこともありました。
いろいろたいへんなこともありましたが、
ともかく楽しかったですね。
しばらくの間、豆南海域の釣りの話を続けるつもりです。
上記舳会のキャッチコピーの背景には、
昨日の銭洲とよく似た岩礁が写っています。
銭洲よりはるかに南に下った洋上からせせり上がったベヨネーズ列岩。
片道航程10時間ほどを要したこともありましたが、
何度も出かけたものです。
さらに南下した洋上に聳え立っているのはスミス島。
イナンバの兄弟分のような風貌。
よく似ていますね。
こちらも小さな無人島、というより岩礁で、
戦後長い間、アメリカ軍の射撃訓練の標的にされていました。
もっと下るとようやく人が住めそうな島が現れてきます。
かのジョン万次郎が生き延びたというところ。
アホウドリの繁殖地だったそうですが、
今は学術調査以外の上陸は禁止となっています。
さらに南に行くと、
太平洋のど真ん中に電信柱が突っ立っているかのような島が見えてきます。
これは孀婦(そうふ)岩。
どうしたらこんな岩が残っているのか、
何度見ても不思議でならなかったものです。
伊豆七島の最南端、青ヶ島から、
小笠原諸島との間に点在するこれらの島や岩礁は
豆南諸島と呼ばれていて、
カンナギ、モロコ、カンパチ、ヒラマサ、シマアジ、
キワダ、クロマグロ、カツオ、オナガダイ、アオダイ、ヒメダイなどなど、
とてつもないほどの大型魚がひしめいていました。
残念ながら現在はこれら海域まで行かれる遊漁船はありません。
豆南海域で楽しんだ大物釣りのさまざまなシーンが
懐かしく思い出されます。
生命の危機に迫られるような思い出も一度ならずありましたが・・・。
でもあの迫力に満ち溢れた釣りの数々、
もう一度味わえたらうれしいですね。
懐かしいですね。
かつての銭洲ではたくさんの釣り船が競いあっていました。
はるか太平洋上にあるこの岩礁の周りは、
険しい浅瀬が連なっているため、
プランクトンの発生がきわめてよいので食物連鎖の著しい絶好のポイント。
航行機器の発達していなかった昔は、
命がけで出かける豊饒の海だったのです。
行けばたんまり銭になると言われたのがその名のいわれとか。
水杯を交わしてでも行きたかったのでしょう。
ひと頃は10数隻もあった銭洲遠征船ですが、
豊かだった魚影も少しずつ衰えを見せてきましたし、
釣りのスケールも次第に変化してきたためか、
現在では激減してしまいました。
規制が強化された直後の銭洲の解禁は6月15日。
指折り数えてその日を待ち焦がれたものです。
最盛期には50kgオーバーのカンパチが相次いで上がったこともありました。
現在は4月1日の解禁が定着していますが、
お彼岸ごろに解禁したこともあり、その時は大型マダイで大フィーバーしたっけ。
シマアジは解禁直後と秋口が狙い目。
ヒラマサは梅雨のころが良かったように覚えています。
タハラッチはもう何年も、銭洲の解禁日には行っておりません。
今年こそはと手ぐすね引いて準備していたのですが、
新型コロナウィールスのせいで、出船の機会を失ってしまいました。
いつになったら訪れることができるのでしょうか。
痛恨の極みですね。
早くこの災難が収束してくれることを願うばかりです。
明日の命を知れない今日この頃です。
思い切って、というか、やけくそなのか判断に苦しみますが、
家族の誕生祝をやってしまいました。
下手をすると、来年の誕生祝はできないかもしれませんから・・・。
別れ際、
次に会うのはあの世じゃありませんように・・・。
次の家族の誕生日は5月。
その時にもまた元気で会いたいね、と約束を交わしました。
思い通りになるよう、心から願っております。
タハラッチやカミさんはもう歳ですから仕方ありませんが、
我がファミリーには、若者が四人もおります。
今は学校にも通えず、
中の一人はせっかく高校に入学したというのに、
まだ先生とも同級生とも会えません。
彼女のこれからの青春、どのように展開するのでしょうか。
情けない世の中になってしまったものです。
・・・
気を揉ませてくれていた夜アナゴ、
ようやく今夜から出船という運びになっていたのですが、
この風に嫌気がさして、中止。
明日の夜に持ち越しとなったそうです。
少し前の試し釣りでは、竿頭が30尾だったそうですが、
二番手はかなり差をつけられたとのこと。
どんな展開になることやら。
ちなみに都内在住のタハラッチですから、
都内からの出船だったら出掛けてもいいのかな。
なんてちょっぴり、都合の良い考えが頭の隅をよぎりました。
ネタを探すために、DVDやCDを見直していて、
長い間チェックしていなかったVHSにも手を拡げようとしました。
するとレコーダーにカセットが入らないのです。
そういえばだいぶ前に、
仕掛け結びのVHSを観ようとしたら挿入できなかったことを思い出しました。
きっとその時、壊れたのでしょう。
WEBで検索すると、どうやらまだ修理は可能なようです。
ところが費用がなんと2万円以上もかかるとのこと。
同じ機種の中古品を探したところ、
高いものは2万数千円で、安いのは5千円程度。
安物買いの銭失い、なんてことわざが浮かんできました。
思い立った時に
すべてをDVDにコピーしておけばよかったのですが、
悔やまれます。
出演した番組の録画だけでも50本以上はありますから、
そう簡単にはいきませんね。
対策を考えようと思っています。
大手を振って釣りに出掛けられない今日この頃です。
ビデオや掲載誌を見直しながら、思い出にふけっています。
そんなわけで、
釣りの終活の進行は遅々としています。
でもまだまだ釣りに出掛ける気持ちはたっぷり残っていますよ。
昨日掲載した上記の仕掛け図は間違っていました。
30年以上も前にTVで流れてしまいましたので、
今では取り返しがつきません。
お詫びいたします。
実際に使用したのは、ケブラーカーボ海峡30号3.6mの振り出し竿で、
棚ハンターSS60との組み合わせ。
道糸はタナマーカーの6号で、そのほかは図の通りです。
さて昨日の話の続きです。
このロケのターゲットは大型のマダイ。
そのため、普段より2ランク太めのハリスを使っていたのです。
そして2日目の1発目、
あっけなくハリスを切られてしまった相手はなにものだったのでしょう。
やり取りしている間、
シマアジだ、やれモロコだ、いやいやサメだなど、
テツさんも船頭も騒ぎまくっています。
もちろんこれに、
今度こそは仕留めるんだと懸命になっているタハラッチも参加しましたが・・・。
せっかく釣り戻した貴重なアタリですから、
いくらテツさんが隣ではしゃいでいるからといっても、
同じ轍は踏みたくありません。
慎重なうえにも慎重なやり取りに徹しました。
悪戦苦闘の末、
ようやく姿を現したのは巨大なシマアジ。
見るからに10kgを超えている、まさにオオカミと呼ぶのにふさわしい大物。
船頭の最初の見立てが大当たりでした。
さあ、姿を見てからがもうひと騒動。
ともかくでかすぎてなかなかタモに収まらないのです。
何度もタモ入れを失敗し、
肝を冷やした末、みごとネットイン。
TVカメラが回ってる船上で、みごとに仕留めたオオカミですから
タハラッチにとっても大きな勲章になりました。
で、見切りをつけて帰京してしまったカメラマンは地団太踏んだのは当然の結末。
2日間の荒れた海での釣りでしたのでくたびれ果てましたが、
彼のたっての願いですから
やむを得ずDaiwaの本社へと車を吹っ飛ばしました。
薄暗くなった庭先で写真を撮ったのですが、
ひどい顔で映っていました。
その挙句、掲載された販促用のパンフレットが見当たりません。
現在、終活の準備に取り掛かっていますので、
そのうち、見つかるとは思いますが・・・。
新型コロナの影響で、新規のロケができなくなったため、
TV番組は再放送が多くなりました。
タハラッチも同じとまでは言いませんが、
新規の釣行が難しい状況に置かれています。
ということで、
こんな機会じゃないとできない、
昔々の面白そうな釣行を振り返ってみようと思い立ちました。
一昨日までの3日間の巨大ムツの話や、
その前の徳さんが逃げたマダイを釣り直した話もその一環のようなものです。
徳さんと同じくタハラッチも一度、
逃がした魚を釣り戻したような経験があります。
当時絶好のポイントだった神子元島周りへの釣行。
ザ・フィッシングのロケでした。
キャスターはもちろんテツ西山さんで、ゲストは松崎真さん。
お二人ともすでにあちら側へ旅立っております。
じつは残念なことにこのロケの写真がありません。
この日はご覧のように大荒れの時化模様。
カメラマンは船酔いがひどく、
後述するように貧果だったこともあって、
リタイヤして帰京してしまったのです。
そんなことがまかり通ったのですからおおらかな時代でした。
やむを得ず、再生したVTRを撮影したところ、
不鮮明なこと、このうえありません。
PC素人のタハラッチですから、ほかの方策が思い浮かばなかったのです。
申し訳ありません。
当時の雰囲気だけを感じ取っていただけたら・・・、
なんて思っております。
もしよい方法がありましたら、お教えください。
次回から活用させていただきます。
僚船も出ていましたのでロケを敢行しましたが、
案の定、良い釣果は生まれません。
テツさんと、タハラッチの釣り仲間だったスーさんが
小振りのマダイを1尾ずつ仕留めたほか、
タハラッチがマダイを食わせた竿を、
真さんに竿を持たせたのですが、バラしてしまいました。
慣れない釣りだけに仕方ありません。
もちろんこのシーンはカットされ、タハラッチはボウズで終わりました。
ロケは二日目に入りました。
この日もウネリが残っていましたが、
初日の荒れ模様と比べるとかなり落ち着いてくれました。
ボウズだったタハラッチがその鬱憤を晴らすかのように痛烈なアタリを取りました。
猛烈な衝撃をかわし、
懸命に締め上げようとしたのですが、どうにもなりません。
しばらくやり取りしただけでハリス切れ。
挽回のチャンスを逃して、痛恨の涙を呑んだのです
今から30年以上も前のこと。
当時としては最新のDaiwaのタックルでしたが、
今と比べものにはならないほどお粗末。
ドラグはガクガクと節をつけながら滑っていたのですから、
大物の衝撃をいなすことは難しかったのです。
仕掛け図でお判りのように、
シャベルビシはまだ開発されていなかったうえ、
Daiwaにはフロロカーボンのハリスはなかったのです。
取材やロケでないときには、
他社のハリスを結んでいたこともあり、標準は3号ハリス。
3号なんていう細ハリスでマダイが釣れるなんて記事を書かれると困ると、
ほかの海域の船頭から文句を言われたこともありましたが、
これについては別の機会にお伝えしたですね。
虫の知らせというのでしょうか。
この日はどううわけか、5号のハリスを結んで臨んでいました。
結果的にはこれが功を奏したのです。
船頭は腕に覚えのあるノブさん。
もう一度、先ほどと同じ筋を正確に流してくれました。
たいしたものです。
たしか40mのタナだったかな・・・。
運よくタハラッチは、同じようなアタリを取ることができました。
ということで、自分で逃がした魚を釣り戻したと思っているのです。
録画を観ると、大揺れの船上にもかかわらず、
タハラッチとテツさんは楽しそうにおしゃべりしながら釣りをしていました。
会話が生き生きしていますね。
本当はテツさん、船にはあまり強くなかったのですが・・・。
でもコメントがことごとく幼稚で、今更ながら穴があったら入りたいくらい。
恥ずかしい限りです。
それにしてもケブラーカーボ海峡30号3.6mと
棚ハンターSS60の組み合わせ。
道糸はタナマーカーの6号で、竿掛けもスチール製と、
時代を感じさせます。
これでよくぞこの大物を仕留められたものだと、我ながら感心しております。
※上記の仕掛け図は違っていました。
TVでも流れてしまいましたが、今では取り返しがつきません。
お詫びいたします。
ちなみにリールのドラグは現在と比べると滑りが悪かったため、
当時は大物が喰うと、
指で道糸をチャッチャッチャッと引き出しながら強烈な衝撃をしのぐという、
今では信じられないほど情けないテクニックを駆使していたのです。
効果のほどは定かではありませんが・・・。
さて、今日の話はこの辺りまで。
まだ終わりにはなりません。
いったいどんな魚を食わせたのでしょう。
そして結末はどうなったのでしょう。
今日の続きはまた明日。
さて、コロナ禍は相変わらず拡散中。
まだまだ終息する気配は見えませんね。
先だって中止した乗っ込みの大マダイの再企画は、
この状況では断念せざるを得ません。
いろいろな考え方があるとは思いますが、
尋常とは程遠い現状ですから、
あえて危険を冒すようなことはできません。
・・・
でもどうなんでしょうか。
この1月7日からのdiaryを見直してみました。
年末から年明けにかけてのタハラッチ、
体調は良好だったのですが、
今日は喉がいがらっぽく、咳も少し出ています。
ここ何日か出ずっぱりだったせいかもしれませんね。
いつもは隔離されたように我が家に閉じこもっているのですから・・・。
今季は早々とインフルエンザの予防接種を受けましたから、
ひどいことにはならないかと思いますが、
少しばかりかったるさも感じています。
こんな時は熱々の鍋でも突っついて思いっきり温まり、
早く寝てしまうほうが無難かもしれません。
体調とは関係なく、
もうしばらくは沖に出られそうにありませんから、
その間に復調させたいですね。
dairyをコピーしたように、14日になってようやく回復の兆しが見えて、
医者への感謝の気持ちを記載していますが、
実際に完治したと思われたのは2月に入ってからのこと。
その間、バスにも電車にも何度も乗りましたし、
いろいろなところへ出かけたりもしました。
日常の買い物はもちろんのこと、
スマホ教室、麻雀サークル、釣りフェスタなどのほか、
東京都のシニア麻雀大会にも参加しました。
世の中も、タハラッチも、
今ほど切実に受け止めてはいなかったのですね。
振り返ってみると、
新型コロナウィールスの症状にとてもよく似ているような気がします。
それにしてもこの間、
カミさんは似た症状をしていましたが、
一時的に我が家に同居していた者は無症状。
行った先々での感染騒ぎも聞かれず、
我が家のある足立区でも、隣接する葛飾区でも、
とくに感染者が増えたという報道はありませんでした。
現在はほぼ籠城しておりますが、
熱は36℃前後で咳もなく、食欲旺盛で体調はバッチリ。
運動不足のきらいこそありますが、健康そのものだと自覚しています。
やっぱり医者の言ったように新型コロナなんかではなく、
タハラッチの取り越し苦労だったのでしょうね。
本当はあれで、
抗体ができているとうれしいんですが・・・。
今日の話は昨日の続き。
どこかでささやかれていた申し訳程度のサイズじゃなく、
掛け値なしの巨大なムツのお話です。
クーラーボックスにたくさん入っているのは東京近郊で釣った夜ムツ。
刺身でも塩焼きでも煮付けにしても美味しくいただけます。
そのうえ、アタリも鮮烈だし、
数がまとまるので人気があります。
しかし、左の写真に写っているムツは最大が15kg近く。
1.5kg=1,500gじゃありません。
ひとりの釣果じゃありませんが、この日はこんなにたくさん食ったのです。
釣ったのは日中でしたが、
帰港が遅くなったので暗くなってしまいました。
じつはこの釣行のメインターゲットは巨大ムツではありません。
そんなバカな・・・。
巨大ムツが外道だなんて・・・。
仕留めたかったのはなんと、
その10倍以上もあるカンナギだったのです。
そのためハリスは100号以上で、ハリはネムリの50号クラス。
そうムツバリなんです。
何ともごっつい孫バリ仕掛けに、
近くで釣ったでっかいサバを刺して泳がせるのです。
外道は今回のテーマのムツのほか、クロシビカマス。
そういわゆるスミヤキですね。
いずれも歯の鋭い白身の魚で、味は抜群。
そしてどれも巨大なんです。
何度も通った挙句、
カンナギを仕留めることは叶わなかったものの、
巨大ムツとは何度も、そして何尾も、遭遇することができました。
この日は土砂降りの中で悪戦苦闘を強いられましたが、
どんなもんじゃい。
素晴らしい思い出作りができました。
巨大ムツなんていったらちょいとおこがましい感じですが、
キンメのうれしい外道のクロムツは7kg級でしたら大きいほう。
でも最大級は10数kgに成長するのです。
その名もクロムツと呼ばれるくらい魚体が黒いので、
シンクロと呼ばれることもあります。
左がクロムツで、右がムツです。
ムツはといえば、最大級はやはり10数kg。
ともに舳会で大物と認定している10kg超で旨い魚なんです。
こちらはクロムツと比べると若干茶色かかっています。
というより金茶ですね。
そこでキンムツなんて呼んでいる漁師もいるのです。
解剖学的には背ビレの軟条の数だとか、綾鱗の数だとか、
素人には理解しにくい識別法があるようですが、
見た目で判断するほかはありません。
違ったらごめんなさい。
個人的にはムツのほうがいくらか旨いような感じがしています。
ともかく、どちらも巨大ムツと呼ぶのでしたら、40~50cm程度ではまだまだ。
1m近くになるのですから・・・。
南方系の魚ですから四国から九州、南西諸島辺りが狙い目ですね。
以前は四国の沖にいいポイントがあり、
何度も通ったものです。
今ではその船もなくなってしまったので、残念でなりません。
狙う水深はやはり400~500m。
10kg級がターゲットですから、でっかいエサで狙います。
そして同じポイントには、
巨大ムツが赤ん坊に見えるほどの大物も潜んでいるのです。
なんてところで今日も時間切れ。
最近のTV番組と同じく、じらしてばかりで申し訳ありません。
今日の続きはまた明日・・・。
ちょうど今ごろの時季、
キンメ釣りをしているとクロムツが喰うことが多いですね。
タハラッチがこの釣りを覚えたころ、
下田の沖では、キンメよりクロムツのほうがはるかに値が良く、
腕の良い漁師はこぞって釣りまくっていました。
そのころ、釣った魚はイケスに入れて港へ持ち帰り、
生きたまま水揚げしていましたから、
真っ黒な魚がひしめくイケスを覗き込んでは、
タハラッチはいつも羨ましく思っていました。
というのも残念ながらクロムツの根に釣り人は入れなかったのです。
今はたぶん根絶やしされてしまったと思いますが・・・。
そのためキンメの外道としてときおり釣れるだけ。
5~6kg級のクロムツの旨さに引かれて、
下バリの5本くらいにはサンマを刺し、
鋭い歯で切られないよう、太めのハリスを結んで狙ったものでした。
ところが数年前から、
キンメの仕掛けのハリ数が制限され、
サンマの刺しエサも禁止となってしまいました。
ということでいまではキンメ釣りで、
クロムツが食えばラッキーという感じで大喜びです。
じつはわが国では、
ムツ科の魚はこのクロムツとムツの2種類だけ。
いま絶賛中のアカムツも、
ジギングの好ターゲットであるバラムツも、
また中毒を起こすために流通が禁止されているアブラソコムツも、
ムツとは名ばかりで、
すべて属する科が違うほかの仲間なのです。
そしてこのムツとクロムツ、
姿かたちがそっくりで、最大級はいずれも10kg超の大型魚。
下田沖のキンメ釣りの外道か、
せいぜい1~2kg級の夜ムツくらいしか知らなかったタハラッチが
そんな巨大ムツの棲息を知ったのは
九州への遠征釣りを始めてからのことでした。
ムツとクロムツの違いや、
どうやって釣ったのかなどは、明日、続けることにします。
こうご期待。
今日の海上は時化。
コロナも相まって、船宿はたいへんですね。
タハラッチは相変わらず籠城を決め込んでいます。
モンゴウイカとアカカマスのストックがたっぷりあるので、
ほかの魚介類とあわせて重宝しています。
肉類もたっぷりありますし、
野菜が少なめなのが気にはなりますが、
まだしばらくは買い出しに行かなくても大丈夫そう。
でも買い物に行けば、
一週間分くらいは買いこんできますので、
一見すると買い占めにも思われるほどの量になります。
ちょっと咳をしたり、
買い物の量が増えたりすると、他人の目が気になります。
嫌な世の中ですね。
早く収まってくれることを願うばかりです。
海釣りでは昔から、アジに始まってアジに終わる、
なんて言われてきました。
簡単に釣れるうえアタリは鮮烈。
そのうえ食べたらなかなかのものですから、
たしかに魅力的な魚ですね。
グルメブームの到来で一躍注目を浴びたのが関アジ。
バブルのころ、デパ地下では1尾1万円もの高値で売られていたのです。
関アジというのは九州大分の佐賀関と、
四国愛媛の佐田岬の間の豊予海峡で獲れるマアジのこと。
豊後水道は速吸瀬戸とも呼ばれていて、
その急流で育ったマアジは絶品の誉れが高かったのです。
関東のアジ釣りは、サンマのミンチをアンドンビシに詰め、
コマセの煙幕を張って食わせます。
本場の関では、職漁師はコマセを一切使わず、
疑似餌を躍らせて獲っていて、
そのエリアには釣り人を乗せた船は進入できません。
釣り人はジャンボと呼ばれるアミコマセを使います。
関東流は2~3本バリの吹き流しですが、
関アジは10本バリのサビキ仕掛けの最下部にアンドンビシを吊り下げて釣るのです。
取り込みはこんな感じで、ビシが最後になります。
10本ものハリが付いているのですから、たくさん食わせたい。
といって、釣り落としたらもったいない。
慎重にならざるを得ません。
何度目かの関アジツアーはコミック誌の取材でした。
運の良いことに爆釣モードに包まれたのです。
スタッフからの要望は、たくさんの関アジを連ねて食わせ、
首飾りのようにぶら下げたショットを撮りたいとのこと。
キュンキュンと小気味よいアタリを取り続け、
巻き上げたい衝動をじっと堪えたすえ、みごとミッションをクリア。
釣り味と食味をとことん堪能することができました。
緊急事態宣言の対象地域が日本全国に広がるとのことです。
国境を隔てているわけではありませんから、県境の往来は自由でしょう。
外出自粛要請なんて、
自分の夫である総理大臣の依頼であっても、無視します。
妻だからと言って、なんで言いなりになる必要があるんでしょうか。
強烈なファーストレディーがいるものですね。
たった一人のカミさんを納得させられない人が、
総理として1億人以上もの国民を指導していかれるものなんでしょうか。
この方の全身に染み込んでいる、お友達優遇、弱者切り捨てという本質を、
国民の多くがうすうすとはいえ気づいているのに、
なんで支持し続けてきたのでしょうか。
代わりがいないというのなら、
もっと厳しい声を届けなければならなかったのではないでしょうか。
歯がゆい気持ちでいっぱいですが、
聞いたような口をきいているタハラッチも同じ穴の狢。
情けない限りです。
さらに情けないのが新聞やTVなどのメディア。
外出自粛要請を声高に報じながら、
ファーストレディーと同じような感覚で、
地方の観光地やキャンプ場などへ遊びに行く人たちを取り上げています。
まるで素晴らしいことをしているかのように・・・。
たぶん、かかわっている業者の立場も考慮してのことなんでしょうが、
日本中には大勢、我慢に我慢を重ねて辛抱いる人たちがいると思うんですが・・・。
どこかの船頭がぼやいていました。
牛1頭に2万円で、総額500奥円の補助。
遊漁船の船頭は牛以下なんだろうかって・・・。
圧力団体の資金力なんでしょうね。
静岡の船宿では何日か前、緊急事態宣言の指定区域から外れていることを前提に、
ホームページで懇願していました。
指定区域から釣りに来たい気持ちは十分にわかるうえ、
商売上は来てもらいたいのだが、
感染拡散を防ぐためにも今は、見合わせてほしいと・・・。
晴れてコロナ禍が収束したときにはぜひ、
これまで以上に頻繁に訪れてほしいという期待が込められていました。
これが普通の人たちの感情でしょう。
自粛要請の真っただ中のためにスケジュールが空いた。
そこで生じた暇を持て余したので、
旅行でもに行こうかという幼児的な発想で行動に移したのではないだろうか。
ファーストレディーの行動をそう分析する人もあります。
いずれにしても普通の人たちの感覚とは大きくずれているとしか思えません。
もっともそれに同調する人も少なくないようですが・・・。
なんてひがんでしまうのは、
先だって企てた釣行予定を、自粛要請を受け止めて断念してしまった後悔の気持ち。
本当はオレだって、行きたかったんだよ。
格好の良い山が見えますね。
錦江湾の入り口にそびえている開聞岳です。
その昔、ここでマダイ釣りのツアーのお手伝いをしたことがありました。
いざ出発という間際になって、1名の欠員が生じました。
取引先を交えたツアーでしたので、
主催者はキャンセル料の請求ができません。
仕事絡みって辛いですね。
参加費を半額にして赤字を埋めたいというので、
当時の舳会のメンバーだった徳さんに声をかけました。
山が好きで、八ヶ岳の麓に素敵な家を建てて隠居暮らしをしていました。
三浦雄一郎と同い年でしたので、
八ヶ岳の三浦雄一郎の異名を持つほどのスキーの名手。
日本国内だけでなく、
カナダやバリ島などへもご一緒したほどの釣り好きでもあったのです。
悠々自適な生活でしたから、二つ返事でOK。
お金持ちは好きなことをしていてもお金が溜まるんですね。
主賓は某有力企業の取引先を支配する実力者。
その方に思いっきり釣っていただこうという趣旨の釣りツアーですから、
徳さんにもその旨言い含め、
ほどほどに楽しもうということにしておりました。
ところがなんと、徳さんがバカつきしてしまったのです。
普通に釣るだけでなく、
隣の人がバラした時、冗談にこう言ってしまいました。
「そのタイ、ボクが釣り戻しましょうか」
もちろん周りも本人も、
そんなことができるはずがないと思っていました。
世の中には不思議なことってあるんですね。
それより以前、
たしか銭洲での例会のことだったと思います。
泳がせ釣りの仕掛けに、
こともあろうか、でっかいウマヅラハギが食ってきました。
掛けた人は腹立ちまぎれにその口からハリを外し、
海中に放り投げました。
その直後、隣で竿を出していた徳さんの五目仕掛けにウマヅラがかかってきたのです。
ハリを外そうとすると、
口の脇には大きな傷がついています。
さきほど投げ捨てられたウマヅラハギだったのは間違いありません。
そんな経歴を持つ徳さんの竿がすぐに絞り込まれました。
良型が食ったのです。
隣で逃したタイかどうかはわかりませんが、
タイミングとしてはドンピシャリ。
本人も大喜びで、同乗者からはやんやの喝さいが起こったのはいうまでもありません。
仕込んだとしても、これほどうまくはいかなかったでしょう。
こんな離れ業が生まれるくらいですから徳さんの爆釣は止まりません。
中ダイ、大ダイを次から次へと釣りまくります。
半額で飛び入り参加した部外者が釣りまくっているのですから、
当然のごとく、船上の雰囲気は怪しくなってきました。
気配を察知して、竿をしまってもらいました。
全員がなんとかマダイの引きを味わうことができ、無事に終了。
羽田経由で、解散場所の東京駅に到着しました。
型の良いマダイを二枚だけ、トロ箱に詰めて吊り下げられるように梱包。
徳さんには、ほかの釣果は分けてくださいと言わせて、
新宿へ向かうホームへと素早く送り出しました。
「ボクは平気でしたよ」
後日会ったとき、いつものこぼれるような笑顔を見せてくれたので、
タハラッチもほっとさせられました。
そんな徳さんが逝ってしまったのは15年前。
雪深い八ヶ岳の山の中でした。
懐かしい写真を整理しながら、楽しかった思い出を噛み締めています。
せっかく昨日まで長い間、籠城を続けていたのですが、
今日は我慢できなくなって買い物に出掛けました。
食品、とくに野菜、果物、牛乳など。
これでもうしばらく辛抱できます。
思ったより、人出が少なかったのがラッキーでした。
そういえば先日の9日から、潮干狩りが始まっています。
タハラッチが行くところは、船で渡るところですから、
とくに入場制限はありません。
乗船料の中には入漁料が含まれているのです。
TV報道によると、歩いては入れる浜では、
警備員が制止するのを無視し、
バリケードを乗り越えて大勢がアサリ掘りに進入しているとのこと。
外出自粛なんかどこ吹く風。
無法地帯となっている嘆かわしいシーンが映し出されていました。
わが国では貝はすべて、漁業権の対象となっているので、
管理者の許可がない限り獲ってはいけないのです。
その点一般的には
釣りは漁業権の対象から除外されています。
とはいえ実際に釣りをしていると、
いろいろな制約があって不自由な思いをすることがあります。
これらはほとんどその地区だけの自主規制。
納得しにくい規制もありますが、
漁師と釣り人は持ちつ持たれつの間柄。
間を取り持つ船頭衆は苦労していると思います。
協調しながら、楽しみをできるだけ大きく広げていきたいものですね。
冬物の衣類を片付けるか、
もうしばらく様子をみたほうが良さそうだとか、
気象情報でそんなことを言っていたのはもうかなり前のこと。
ところによっては4月としては記録的な積雪があったと言っていますね。
今日は都内でも冬物が必要だったのではないでしょうか。
もっともこれはタハラッチには無縁なことです。
というのも、籠城し始めて何日になるかな。
今月、我が家から外に出たのはごくわずかだけなんです。
1日に郵便局へはがきを買いに行き、
翌日はもっと近くのポストに投函しました。
その後、会報を投函したのが6日。
そのほかはマンション1階の郵便受けと、ごみ置き場へ行っただけです。
カミさんも一度、牛乳を買いに出ただけ。
夫婦揃って外出を控えています。
以前からそうでしたが、
ベニアコウのエサにするイカは、
いざという時には食べられるようにさばいて保存してあります。
カマスも開いて一夜干しにしておいたので、
毎日のように役に立っています。
いつまで持ちこたえられるかわかりませんが、
まだもう少し、生きながらえることはできるでしょう。
とはいえ、この状態ではせいぜいあと2週間というところでしょう。
無理をして頑張っても、
食料が尽きてしまってからでは、補充できるかどうかわかりません。
適当なタイミングで買い物に出掛ける必要があります。
困った世の中になったものです。
銭洲遠征船の中には、
営業を自粛した船が現れました。
国や都からは、交通手段としての船舶の営業は継続するようにとのお達し。
釣り船にも屋形船にも自粛要請は出ておりません。
所属団体からの要請があったとのことで、
業界もこの事態を重く受け止めていることがわかります。
さらに近郊の乗合船の中にも、
出船を見合わせる船宿が出てきました。
こちらは通常の天候でしたら船室を使う必要のない船ですので、
苦渋の決断かと思われます。
現在の危機的事態が収束されたときには、
上記の銭洲遠征船も含めて
ぜひとも応援してあげたいと思っております。
早く収まってくれるといいな。
ヤキが回ったようです。
外出自粛要請と、潮が速すぎるという情報をもとにして、
今日のマダイ釣行を断念しました。
ところが現地では今日も船した船があり、
たしかに潮が速くてサバの猛攻があったにしろ、
4、5kg級を頭に、マダイがそこそこ食っていました。
ということは外出自粛を無視した人もいたということになりますね。
本来の乗っ込みには及ばないものの、
竿頭は数枚の釣果を見ていますから、まずまずでしょう。
船頭ともども見通しを誤ってしまい、
楽しみにしていた参加者の皆さんにはご迷惑をかけしました。
面目ありません。
もともとは体制には反発する意識が濃厚なタハラッチですが、
今回は参加者ご本人だけでなく、
ご家族の方々にも影響が及びかねません。
何もなくて当たり前。
遊びの釣りを強行してコロナに感染したなんていうことになったら、
面目ないではすまされません。
慎重を期したと言えば聞こえは良さそうですが、
反骨精神は、年とともに薄らいでしまったようです。
参加予定だった皆さん、まことに申し訳ありませんでした。
今年はウナギの稚魚の湧きが良いとのこと。
巷では安く食べられそうだと期待が高まっています。
タハラッチは毎年のように天然ウナギを狙って某川へ出かけていますが、
今年ももちろん行くつもり。
でもコロナショックでどうなることやら。
落ち着きませんね。
桜の満開も過ぎましたので、
例年でしたらそろそろ始まる時季なのですが、
今季はまだ、
アナゴすら始まっておりません。
左側の写真はウナギで右がアナゴ。
ウナギのほうがたくさん獲れたよという自慢話です。
このウナギは某川で獲れた正真正銘の天然もの。
ここニ三年の相場でしたら、
とんでもない価格になっていたことでしょう。
もちろん貧乏なタハラッチに手の届くようなものじゃありません。
でも釣り仙人のようなものですから、
旨い魚と霞を食って生きながらえてきました。
今年も旨いウナギを食べたいなぁ。
休業要請について、
都と国との間での調整が難しいようですね。
ということは都と神奈川や千葉との連携にも問題が残りそう。
遊漁船の営業はどうなるのでしょうか。
いったん休業要請を受け入れた島の釣り船はどう対応すればよいのか、
見通しが混とんとしてきます。
外出要請を無視して、
無理やり釣りに出掛けたりしたら、
国難とも言える騒動の中、
道楽三昧でいいのかと、白い目で見られそうに思えます。
不要不急って何なんでしょう。
ひと頃は国をあげてレジャーの促進を企て、
膨大な予算を投じてきたのですから、
手のひらを返したように遊びを不要不急と決めつけることはないのでは・・・。
おっと、そういえば、
ウチのカミさん以外はだれも、
釣りに行ってはいけないとは言ってませんね。
タハラッチがそう感じているだけ。
でも出づらいですよね。
早くすっきりしてもらいたいものです。
緊急事態宣言の発令に伴ってのことなのでしょう。
東京都の伊豆諸島の遊漁船は当面、
休業する船が出てきました。
都に準じた自粛要請をするとしている神奈川や千葉も、
やがて同じようになるのかもしれません。
タハラッチがこの週末に予定していマダイ釣りは、
このいずれにも該当しませんから
とくに正式な自粛要請は出ていないはず。
とはいえタハラッチは都民ですから、
不要不急の外出を控える要請には縛られると受け止めております。
ジョギングや運動は該当しないという以上、
沖釣りが不要不急の外出に当てはまるかどうかは、
議論する必要がありそうですが・・・。
もっとも今回目指していた海域の潮温はこのところずっと高め。
そのせいでサバが海中を席巻していました。
ここにきて潮が急激に速くなり、
どうにも釣りにならないよとの船頭のアドバイス。
悪条件が重なった以上、
この日程に固執することはありません。
乗っ込みのタイミングは逃すことになるかもしれませんが、
この海域では当分の間、
マダイは食い続けてくれるはず。
そのうちコロナショックが収束してくれることを期待して、
残念ですが、
しばらく延期することにしました。
ついに緊急事態宣言が発令されました。
これで外出や営業の自粛要請に法的根拠ができたということ。
でもそれによって被る被害については補填されません。
庶民感覚としては腑に落ちないですね。
ジョギングや運動のための外出は問題ないそうですが、
感染者がほとんどいない静岡県への移動は
自粛しろというんですね。
体調管理と、精神的な潤いをもたらす沖釣りでは、
うまくいけば食材の調達もできます。
一石二鳥どころか三鳥もの効果が見込まれるのに、
ダメなんでしょうかねぇ。
この時季はマダイの乗っ込みがドンぴしゃり。
絶好機なのに・・・。
今夜0時から実施される規制や要請の影響が顕著になるのは、
明日か明後日。
その状況で、週末に予定しているマダイ釣行を決行するかどうか、
判断しようと思っています。
こんな騒ぎに巻き込まれなければ、
マダイのほか、銭洲やアカイカの夜釣りなど、
楽しい釣りが味わえるのに・・・。
残念ですね。
いよいよ明日、
緊急事態宣言が発令されるとのこと。
首相や都知事がその説明の会見を開いて、
世の中はさらに騒がしくなりました。
それで我々庶民はどうすればよいのでしょうか。
生活必需品や食料を買いに行ったり、
医者へ行くのは良いけれど、
不要不急の外出は自粛せよとのお達し。
釣り船に乗ったり、
山でチョウを追いかけたりすることは、
いわゆる3密とはまったく無縁で、とても健康的なのですが、
ナイトクラブや雀荘などと同じように
自粛しなければならないのでしょうか。
まして年金生活者の場合、
新型コロナの影響による直接的な収入減はありません。
ということは経済的な援助はないのです。
補助や援助も受けられないのに、
制約だけは受け入れなければならないなんて、
なんと不条理なのでしょう。
大ダイの乗っ込みのタイミングで、
凄腕の船頭の船をうまく予約できたというのに、
来年まで待てというのでしょうか。
明日の命もわからないような年寄りに・・・。
まあ、明日の発令後の状況次第ということでしょうね。
様々な業界で、
新型コロナへの対策が講じられていますね。
そんな中、
いわゆる3密をものともしない集団があるんです。
1台の車に大勢が乗って、
朝早くから夜まで行動を共にします。
ときどき屋外に出ますが、
夜は同じ宿に入って酒盛りの大宴会。
自分たちは感染しないと思っているのでしょうね。
じつはこれ、チョウの採集マニアのとある集団。
暖冬で雪の少なかったこの冬が過ぎ去り、
異常なほどの早さで春を知らせるギフチョウが発生しているため、
今が佳境に入っているのです。
いくら美しいギフチョウを採るためとはいえ、
タハラッチには考えられません。
まだ今シーズンは一度も出動しておりませんが、
行くのでしたらたったひとりで車を走らせるつもりです。
もっともこれはタハラッチが通っている眼科と歯科にもいえます。
眼科の受付では、家は蚊帳の外だと言われました。
こちらでは我慢して、
マスクをしっかりして診察を受け、薬も出してもらいました。
もう一つの歯科からは、
定期健診の期日が過ぎているから来るようにとのはがきが来ました。
でもこちらでは口を開かないことには診察は受けられません。
無防備な濃密態勢ですから怖いですね。
すでに検診の期限を一ヶ月以上も経過していますが、
収束するまで見合わせようと思っています。
それまではせっせと歯磨きを続けなければ・・・。
一昨年の秋以降、
朝晩の歯磨きには、それぞれ20~30分ほどを要していますので、
きっとしっかり磨けているのではないかと
自信を持っています。
で、そんな状況なのに、次の釣行計画を練っているなんて・・・。
軽率だと思われるかもしれませんが、
昨日もお伝えしたように、自分なりに3密は避けているつもり。
これって、間違っているのでしょうか。
遊漁船業界もたいへんですが、
それよりもっと打撃を受けているのがライブハウス。
とくにうちのカミさんが通っている六本木ケントスは現在、
新型コロナにより臨時休業しています。
店のスタッフが考え出したのが
ツイッターやフェースブックによる無観客のライブ配信。
さきほど19時から始まり、
オールディーズのアメリカンポップスを次々披露してくれました。
いつもですと熱気渦巻く店内いっぱいに客の老若男女、
おっと、ばあさん、じいさんが主流ですが・・・、
情熱的に踊り狂います。
でも今日はそうはいきません。
カミさんはライブ中継を見ながら、リビングでひとり、踊りまわっています。
現在はトークショーの真っ最中ですが、
こんな取り組みしかできないほど、世の中は混乱しているのですね。
なんとか早く、収束してもらいたいものです。
そんな中、
来週あたり、大ダイ釣りに出掛けようと企画をまとめております。
次号の会報でお知らせできるよう再作中ですが、
コロナショックはどうなんでしょう。
手配した船は全長は10数mで、幅は2m強。
片舷に2~3名が乗っての釣りで、
ほかの乗船者は舵を取る船頭だけです。
キャビンは使いませんから、
乗船者は吹きっさらしの中での釣りです。
大ダイが食えばタモ取りのため船頭が近寄ってきますが、
そのほかは密接な接触はありません。
現地へのアクセスがいちばんの問題ですね。
1台の車に乗り合わせず、
個々に港に集合すれば濃密な事態は避けられます。
ということで3密はクリア。
週末の釣行でも問題なさそうに思えるのですが、
どんなものでしょうか。
不要不急の事態なんて言いますが、
マダイの乗っ込みのタイミングはわずかです。
都知事は来年の花見もあるから今年は避けるようにと言いましたが、
年寄りには来年はないかもしれません。
なんて言って強行して感染し、
状況によっては死に至ることもあり得ますが、
それもこれもすべて自己責任です。
もっとも人によって様々な考え方がありますので、
出船人数が揃うかどうか、これが直近の課題となっております。
伊豆諸島海域では黒潮の大蛇行が顕著なためか、
高い水温に覆われているとのこと。
沿海の超深海にまで大きな影響を及ぼしているようで、
ベニアコウの食いが例年になく活発化しています。
さらに諸島周りでは
キワダ、ビンチョウのほか、200kg前後のクロマグロも見られるという
うれしい情報もささやかれています。
現在コロナショックで各業界とも経験したことのない困難に見舞われていますが、
遊漁船、とりわけ遠征船では気苦労が絶えません。
各船とも様々な工夫を凝らして対策を講じておりますので、
収束まで、
大禍なく過ごすことができるよう、心から願っております。
そんなわけですから釣行企画を組むのも疑心暗鬼。
結局、開幕の銭洲釣行は断念しましたし、
5日に予定していた節目の総会も延期せざるを得ない状況に陥っております。
ここにきて銭洲の代替え案として、
キャビンを使用しないでできる近場の釣りの中で、
もっとも衝撃的な味わいが楽しめる乗っ込みマダイが急浮上してきたということです。
ということで現在、
マダイ例会の実施に向けて調整しておりますので、
近日中にはお知らせしたいと思っております。
相変わらず落ち着かない日々が続いております。
その原因はお天気とコロナショック。
どちらも個人の努力では及びもつきませんから
始末が悪いですね。
時節柄こんな時には、釣りはあきらめて山へ行き、
発生し始めたギフチョウなどを追いかけるのが良いのでしょう。
でもやはり、コロナが気になって二の足を踏んでしまいます。
明日は海も山も穏やかそうですね。
外出するのに気が重いタハラッチですから、
デスクワークと終活の進行に取り組むことにしましょう
今日あたりは上弦の月が見られるかな。
来週は潮回りが大きくなるので、
釣りに出るのが良いかもしれません。
乗っ込みの大ダイの姿が目に浮かんではいるのですが・・・。
今日から新年度。
銭洲の解禁は荒天の予報に翻弄されて、
出船を見合わせた船宿もありました。
海上では北東風が強めでしたが、シマアジが好調だったとのこと。
今後の見通しは良さそうです。
遠征船だけに、船頭も客もコロナが心配そう。
注意深く体調管理などに気を配っているようです。
タハラッチはすでに後期高齢者の域に入っておりますので、
様子をみながら、銭洲へのチャンスを窺っております。
その点、港から釣り場への距離があまり離れていないマダイ釣り、
これならばコロナの心配はかなり軽減されそうです。
リクエストが少しずつ増えておりますので、
人数によっては例会として実施できるかもしれません。
とはいえ、4名から、仲間内なら何とか6名まで乗船できる大ダイのメッカでは、
このところの高水温の影響なのでしょう、
名物の大ダイが少なくて弱っていると、船頭が嘆いていました。
そんな中でも一昨日は、5.4kgなんていう良型も上がり、
数も伸びています。
この先数日は潮回りが小さいため、
その後の好天の日がチャンスかもしれません。
それ以上にコロナが心配ですが、
状況を見ながら企画していこうと思っております。