マグロの頭を落としたら、胸ビレをこそぎ取ります。
この辺りは大トロですから、気合が入ってきますね。
続いて背ビレも取り除きましょう。
この皮は細かいウロコがびっしりついているうえ、堅いので、
タハラッチ得意の皮焼きにはなりそうにありません。
腹に近いほうの皮にもウロコはついていますが、
焙ると、これがなかなかいけるのです。
ですから、タハラッチのような素人がさばいて、
皮に身がたくさんつきすぎてしまっても、
こうしていただけば、まったく問題ありません。
というより、かなりの絶品ですから、
あえて皮に身を多めにつけたりすることも珍しくありません。
これも釣り人料理の代表格なんです。
津軽海峡、大間の船で仕留めたクロマグロ。
10日ほど寝かせて解体しました。
重量は80kgですから、
話題をさらった奥の根の付いたマグロには及びもつきませんが、
正真正銘の大間のクロマグロ。
それなりの価値があると思っております。
ちなみに昨日の取り込みの写真は、
同じ海域で釣った、いわゆる大間のクロマグロの112kg。
今回のはそれよりかなり小さめですが・・・。
エラと内臓は船上で取り除いてありますから、
まずは頭を落とします。
同行したメンバーの身内に、
運よく職人がおりましたので、解体をお願いしました。
じつに手際よくやっていただきましたので、
日を追いながら、
触りを紹介しようと思っています。
梅雨明けはまだ1週間ほどお預けのようですね。
クロマグロの旨い時季は、本当は冬の寒いころなんですが、
そのころは海も悪く、なかなか凪ぎが訪れません。
その点、梅雨明け以降の夏場は、
海上は凪ぎですし、マグロは活発に餌付いてくれるので、
仕留められるチャンスが増大します。
そんな夏のマグロでも、寝かせ方が良ければ、
このくらい、熟成できることがあります。
そのためにはマグロがまるまる入り切るほどでっかいクーラーの中に収めて、
毎日、たっぷりの砕氷を入れる必要があります。
解けた水はこまめに抜かなければなりませんが・・・。
マグロのサイズによっては1週間から10日くらいが目安。
えっ、そんなに寝かせるの、
っていうくらいたっぷり寝かせるほうが旨みがにじみ出ます。
この氷の量が半端じゃありませんから、必然的に氷の代金もかさみます。
旨いものを食べようとすると、
金と手間がかかるのは仕方ないのかもしれません。
それでも豪快この上ないクロマグロ釣りです。
もう死んでも構わない、
と思うくらい衝撃的な釣りを堪能し、
まろやかな刺身をイヤというほどたっぷり味わえば、
釣り人冥利に尽きるというものです。
長引いている梅雨明けは、
どうやら来月に持ち越しになりそうですね。
立秋を過ぎると、気象庁の梅雨明け宣言は出されなくなるそうですが、
そこまで伸びることはないような雰囲気です。
ということで、
8月の上旬は、カンカン照りの日を狙って、
東京湾のマダコを引っ掛けに行くことにしましょうか。
まだイイダコに毛の生えたようなかわいいサイズが多いようですから、
せめて1kg級以上を主体に、
2kg超が1、2杯、交じってくれるとうれしいですね。
以前、夏のマダコで、30杯以上を釣ったことがありましたが、
あまり数が多いと、ヌメリを取るのがたいへんです。
北海道の漁師バージョンのタコテンヤを使って、
良型狙いで行きましょう。
大小1杯ずつを冷凍し、正月用に保存してくと安心です。
実質的な第2周目に入ると、スタートは山の日の連休で後半はお盆。
文字通りの平日という感覚じゃなくなってしまいそうですが、
釣況が持続していれば、
この辺りでカツオ釣りに行きたいですね。
あまり混雑すると閉口ですが・・・。
たぶん今季は、昨シーズンのような、
打率1割なんてことにはならないでしょうから、
何本か取り込んだら、
食味をどうこう言わないで、釣趣だけを追求して、
キワダを狙うのもおもしろいかもしれません。
なんて、例によってトラ皮をはじいている今日のタハラッチでした。
夕べのTV東京、池の水をぜんぶ抜く大作戦のターゲットはイシナギでした。
100kg級の大物を仕留め釣つもりで企画されたのでしょうが、
番組作りには、日程や場所などさまざまな制約があります。
タハラッチは大物狙いの番組作りのお手伝いを何十回となくやってきました。
綿密な情報収集で、日程と場所を選択します。
これは舳会の活動にも通じるものですし、
長い間、やってきた釣行記事の作成も同じことです。
雑誌の取材の場合は、
スベッてしまっても、リベンジや、書き方次第で何とかなることもあります。
映像を見せなければならないTVの場合はそうはいきません。
一発必中が要求されますから、真剣勝負。
よくぞ頑張ってきたもんだと、自分自身をほめてやりたいくらいです。
とはいえ、数あるロケの中ではやはり、不発だったことが3回ありました。
一度はタハラッチがそれまでの仕事を捨て、釣りだけで食っていくと決めたときの企画。
ターゲットはモロコ=クエでしたが、完璧な不発に終わりました。
魚を仕留められないまま放映されたにもかかわらず、
その番組としては過去いちばんの高い視聴率を取りましたので、
とりあえずホッとさせられました。
ディレクターの構成力ですね。
もう一つは海外でクロマグロを狙った時。
これはあらかじめ日程と場所がフィックスされていて、
準備期間も短かったため、
手配された船への信頼度すら確かめようがなく、
手も足も出ませんでした。
そしてもうひとつが、やはりクエ狙い。
こちらも海域が限定されていて、当時も現在もほとんど釣果が見られない場所限定での企画。
知る限りの船頭に相談しましたが、
出船を承諾してくれた船頭はたったひとり。
釣果についてはいっさい問わないという条件付きでした。
船頭が自信ないのは当然で、
その界隈でクエ料理の看板を掲げている料理屋には、
クエはまったく入荷していなかったのです。
釣期と海域、
釣りの番組作りにはこの二つに加えて、船頭の腕が影響してきます。
この3点さえクリアできれば、
釣りに慣れていないタレントであっても、なんとかなるものです。
そんな中でこなしてきた数々のロケ、
懐かしい魚たちの姿が瞼に浮かんできます。
ただ今、TV東京では、
池の水をぜんぶ抜く大作戦を放映中。
タハラッチが提供した大物の写真が登場するのは後半でしょう。
とりあえず録画しておきましょう。
・・・
一昨日のスマガツオ、
活きの良い写真が出てきました。
関東海域も、もう1週間ほどで梅雨明けしそうですから、
そうなったら、3密の懸念のほとんどない、
相模湾のカツオか、東京湾のマダコに行こうと思っています。
タハラッチは読売新聞を購読していて、
土曜日の夕刊に記載されているこぐれひでこの食悦画集のファンでもあります。
この連載の今日のテーマはアカイカ。
料理そのものはイカ飯の変形で参考になりましたが、
そのアカイカを購入してきた魚屋のアンちゃんの言い草が引っ掛かりました。
ひでこさんはアンちゃんの勧めるアカイカを、
ソデイカ(タルイカ)と勘違いして、躊躇したとのこと。
ところがアンちゃんが勧めたアカイカはケンサキイカのこと
タハラッチはこのイカがアオリイカよりはるかに旨いと思っていますが、
彼女も同感で、2杯購入したそうです。
ここまではまったく異存はないのですが、
アンちゃんが彼女に教えたアカイカの正式名を持つイカが問題なのです。
彼が言うには、
正式名のアカイカは、
ひでこさんが懸念した巨大なソデイカなのだそうなのです。
でもアカイカという標準和名で呼ばれるイカは、
釣り師が、バカイカ、クロイカ、ムラサキイカ、ゴウドウイカなどと呼んでいるイカのこと。
一般的には、イカの燻製の原料となるイカなのです。
正直なところ、
このアカイカも、ひでこさんが最初に思ったアカイカ(ソデイカ)も、
あまり旨くないイカの代表格です。
アンちゃんが売っていたアカイカは、
ひでこさんがコラムでも書いた通り、ところによってシロイカとも呼ばれるイカ。
おやまぁ、同じイカなのに、
3通りもの名前が付いていることに気付いたことと思います。
でも、そんなものじゃないんです。
彼女が住んでいる三浦半島秋谷の辺りでは、
このイカの小さなものをマルイカと呼び、昔はメトイカと呼んでいました。
これで5種の名前を持つイカになってしまいました。
イカの俗称はともかく難しくて、混乱します。
最近の旅番組やグルメ番組などでは、
アカムツのことを俗称のノドグロと呼ぶ傾向がありますが、
アカムツ釣りに出ると、
3種類のノドグロが釣れるのです。
そしてこれらは見てくれも何もかも、まったく異なるのですから、
聞いた風なことを言わせる番組のディレクターのいい加減さが気になって仕方ありません。
さて、3種のノドグロのうちの一つはアカムツですが、
残りの二つはどんな魚なんでしょうか。
きっと皆さんも良くご存じの魚なんですが・・・。
日本海では大アラの季節。
でっかいヤツが連日のように上がっています。
太平洋岸ではすでに釣期は終わっていますが、潮が違うんでしょうね。
アラの独特のコクは絶品です。
関東海域では、キワダとカツオに、カンパチでしょう。
こちらは力強い引きと走りが魅力ですが、味もなかなかのもの。
梅雨明けに向けて、さらに爆釣モードに入っていくので、
とても楽しみです。
左はカツオですが、右はスマガツオ。
胸にある斑点からヤイトとも呼ばれていますが、
戻りガツオ以上にしっとり感があって、タハラッチはこの刺身が大好き。
カツオのリベンジの際、
ヤイトが交じってくれたら最高なんですが・・・。
携帯用イケスの中にびっしり入っているのはアナゴじゃありません。
某川で獲れた天然もののウナギ。
このときばかりは、さすがに思いっきり堪能できました。
といってもこれだけの量のウナギですから、
とてもじゃないですが、素人のタハラッチにさばけるわけはありません。
職人に頼みましたのでかなり目減りしましたが、
ともかく旨かったですね。
一昨日は土用の丑の日。
今年は稚魚の遡上が多かったそうですが、
残念ながら、通いなれた某川まで出かけて、釣ることはできませんでした。
その代わり、市販のウナギのかば焼きはいただきました。
もちろん、天然ものじゃありませんでしたが・・・。
それなりに旨かったですよ。
・・・
先だって、TV東京の人気番組、池の水をぜんぶ抜く大作戦から連絡がありました。
タハラッチの写真を使いたいとのこと。
池の水・・・ですから淡水魚かなと思いきや、海の大物。
今度の日曜日、7月26日19:54からTV東京にチャンネルを合わせてください。
これではありませんが、
どんな魚が現れるか、楽しみですね。
Go Toトラベルが今日からスタートしました。
へんな制限をつけたり、
その結果生じたキャンセル料の処理方法もはっきりしていません。
Go Toトラベルではなく、強盗トラブル、
なんて聞こえるのはタハラッチだけでしょうか。
歯医者、眼医者に続いて、耳鼻科にも通わなければならないかもしれません。
他にもこのところ、重大な問題が生じています。
尖閣諸島海域で中国船が挑発を繰り返しているとのこと。
さらに、日本の領海を侵犯するようなことを当局が公言しだしたというから穏やかではありません。
そもそも現在の中国のトップがまだその地位についていないとき、
当時の天皇陛下に接見をごり押しさせた政治家がいました。
その結果、図に乗らせてしまったともいえるのではないでしょうか。
ちなみにそれほど親密ならば、
尖閣から手を引くよう説得するのが日本の政治家としての役割ですよね。
尖閣諸島が日本の領土であることは
タハラッチの手元にもある資料でも明らかになっているのですから・・・。
上記2件の政治問題、
いずれも同じ人物が深く関与しているらしいとのこと。
なんだか、日本の政治家というより、
おのれの利益だけを追求している国賊に思えて仕方ないのですが、
タハラッチの穿った見方なんでしょうね。
さてそれも重要ですが、
タハラッチにとっては9月に迫っている知床アキアジツアーの実施の可否が心配です。
10月の開催のイベントの中にも中止を決めたものがあるとか。
アキアジの船にはキャビンはありませんから、
釣りそのものには3密の要素はないと考えても差し支えないと思います。
でも、北海道へのアクセスは飛行機ですし、
空港から港へはレンタカーに同乗して移動します。
御用学者は、新幹線での移動では感染者を増やすことはないくらいのことを明言しましたが、
タハラッチはそれを信じません。
感染経路不明者という膨大な数の感染者の中には、
交通機関で感染した人が大勢含まれていると考えるのが素直なんじゃないでしょうか。
いずれにしてもすっきりした気持ちで、
衝撃的なアキアジ釣りを満喫したいものです。
正直、焦っています。
ヒラマサとブリは姿かたちがよく似ています。
一般的な見分け方は、ほぼ4点。
まず、ヒラマサのほうが各ヒレが黄色がかっているのですが、
この見極めはかなり難しい。
2点目は目から尾にかけて伸びている側線の色。
この見極め方も上記同様不鮮明なことが多く、迷います。
3点目は胸ビレと腹ビレの長さ。
ブリの二つのヒレはほぼ同じ長さですが、ヒラマサの胸ビレは短め。
これはかなりはっきりとわかると思います。
そして極めつけは口角の形状。
ヒラマサの口角の上端は丸みを帯びているのですが、
ブリのそれは角ばっています。
毎年秋口になると伊豆半島周辺には、ワラサが回遊してきました。
ワラサというのはブリの若魚。
出世魚の代表格であるブリは、成長するにしたがって呼び名が変わります。
関東では、モジャコ、ワカシ、イナダ、ワラサ、ブリと成長。
2貫目、7.5kg以上を一人前のブリと呼びます。
その一歩手前、
4、5kg級の4~5歳魚をワラサと呼んでいるのですが、
これが大群をなして押し寄せるので、
準大物狙いの釣り人にはとても人気があったのです。
ある時、
ワラサ狙いの乗合船で釣りまくっていました。
ひときわ強い引きを制して取り込んだ魚の口からハリを外した時、
なんと、口角のヘリが丸みを帯びているのです。
ワラサの群れにヒラマサが交じっているのは決して珍しいことではありません。
引きが強かっただけに、船頭ものぞき込んでいます。
でも少し様子が違います。
ハリを外してから、魚を裏返して再確認すると、
反対側の口角の上端は鋭角。
ハリ掛かりした衝撃で口角のヘリが傷んで削れたのでしょう。
船頭と眼をあわせて笑ってしまいました。
で、上記のヒラマサ。
乗っているイチョウのまな板は昭和の名残り。
大判で、長い間、タハラッチの魚料理に登場してくれましたが、
今回の釣り具の終活で、処分しました。
いろいろ懐かしい道具の大半を思い切って処分しましたが、
思い出だけは、鮮明に脳裏に焼き付いています。
これからももう少し、
冥途の土産になるような思い出作りに励みたいと思っています。
梅雨明けを思わせるような暑い陽射しが連日続いています。
明日も曇り空ながら30℃を超える真夏日とのこと。
でも梅雨明けはもう少しお預けのようです。
真夏といえばやはりヒラマサ。
最近はすっかり意気地がなくなってしまったタハラッチですが、
長竿のスタンダップで釣りまくっていたこともありました。
カンパチの重量感と比べて、
疾走するスピード感に溢れているヒラマサ。
疾風を思わせるその勢いを制するには長めの竿の溜めが欠かせません。
もう1週間もすれば梅雨もきっと明けることでしょう。
そうしたら沖へと繰り出して、
あの力強い引きとスピード感を味わいたい、
と思うのですが、
このところのコロナ感染者の増加の激しさ。
3密が避けられるのでしたら一も二もなく出かけるのですが、
どうしても躊躇してしまいます。
だったらその代わりは相模湾のカツオかな。
梅雨明け後の来月1日からは、
手軽なコマセ釣りが解禁されるはずです。
昨年は取り込みでことごとく失敗を重ねしてしまいましたが、
今季は仕掛けにもうひと工夫凝らし、百発百中といきたいものですね。
今月からレジ袋が有料になりました。
そんなことで環境問題の改善につながるわけはないと
思っているのですが、
またまたとんでもないことが起こりそうな気がしてきました。
現在はおおむね、
藻やうゴミと燃やさないゴミとリサイクルするゴミに分別されているのですが、
プラスティックゴミをこれに加えようというのです。
煩雑になりますね。
そうなったら、生ゴミはどうやって捨てたらいいんでしょうか。
専用のゴミ袋を購入しろというんでしょうか。
使用後は捨てて燃やしてしまうレジ袋を買わされ、
そのうえゴミを入れて燃やしてしまう袋まで買わなければならないなんて、
ぶったくりですよね。
タハラッチは今世紀の初日に、
練馬から現在の地に引っ越してきました。
本当は伊豆半島のある街に引っ越すつもりだったのですが、
その町のゴミの分別法が煩雑で、
10種類以上の分別が要求されたのです。
実際にはどのように分別されていたのかわかりませんが、
あまりの煩わしさに嫌気がさし、伊豆への移住をあきらめたのです。
ゴミの問題は根が深いですね。
・・・
毎年アキアジを釣りに行く知床でも、海や川にゴミは捨てられています。
でもそれはごくわずかなはず。
自然が美しいと、
ごくわずかなゴミでも目立ってしまうのは事実です。
それを防止させるために有料化するというのでしたら、
1枚の袋が3~5円程度じゃ効果があがるわけはありません。
レジ袋が1枚300~500円でしたら、ほとんどの人が購入するのを躊躇してしまいます。
そのくらい思い切った策を講じなければ、弱い者いじめに終わってしまいそう。
サケが遡上する美しい川を維持するためには、
かなり思い切った策が必要だと思われるのですが・・・。
これは昨年のAさんが釣った知床のアキアジのイクラ。
絶好調だったうえに、
釣果のほとんどがメスだったから笑いが止まりません。
どうやって食べきったのでしょうか。
それに引き換え、
タハラッチはなんとか数は追いついたものの、すべてオスばっかり。
普段の行いの違いでしょうか。
今季は何としてでも、
その昔、異名をとったほどのGal殺しを復活させたいものです。
・・・
納得いかないことだらけのGo Toキャンペーンですが、
東京発着除外という設定には、どうやら抜け道がありそうですね。
例えば、
目的地はディズニーランドで、経由地は都内のホテル。
妙案でしょうが、たぶんこれは却下されるでしょう。
想定内でしょうから・・・。
だったら、
神奈川、千葉、埼玉のホテルを目的地として、
ホテルから浅草やスカイツリーなど都内名所への観光なんていうのは、
いかがなもんでしょうか。
ホテルから先のわずかな交通費だけを正規料金で負担すれば、
大半のツアー料金は割引の対象になるはず。
頭の良い日本のお役人たちが考えたことですから、
目先のきいた旅行代理店なら、痛くもかゆくもないに違いありません。
過去にも、災害などで旅行費用の補助がありました。
船と宿を自分で手配するタハラッチは、
一度もその恩恵にあずかったことはありません。
旅行代理店を通さなければならないツアーなんて、
割高だし、厄介で仕方ありません。
海外ツアーでさえ、
タハラッチが主催したときはほとんど自分たちで手配しました。
てなわけですから、
Go Toキャンペーンなんてくそくらえ。
それにしても1兆7千億円って、でかすぎないですかねぇ。
医療機関や関係者たちはものすごくひっ迫しているというのに・・・。
やっぱり、献金をふんだんに使わなきゃならないんですね。
コロナ感染者が増加して、都内では300人に達しようというのに、
何が何でもGo Toキャンペーンは実施したい。
そこで苦肉の策として、
東京発着の旅行を除外しようという案をひねり出したようです。
旅行することでは、コロナは感染しない。
それで感染するのなら、すでに日本国中に蔓延しているはずだが、
そういう状況にはなっていないじゃないかというのが、
専門家のトップの見解のようで、
旅先での飲み食いやどんちゃん騒ぎをしなければ
感染は防げるというのです。
それじゃ、
病院や介護施設、保育園、タクシーの中、
家庭などで感染した人たちは、どうだったというのでしょうか。
国の最高責任者が、ことあるたびに屁理屈をこねくり回し、
言い逃れをして、ごり押しして責任を取らなかった結果、
その配下も同じようにしている、していいんだ、
イヤ、そうしなければいけないんだ、
そんなふうにしかみえません。
さてタハラッチは今年も
知床アキアジツアーを実施するつもりで、
航空チケット、レンタカー、宿泊先、釣り船などを手配しております。
Go Toキャンペーンの対象から除外されたからと言って、
ツアーそのものを取りやめると言われているわけではありませんが、
このキャンペーンがなければきっと、
自粛要請が発動されていたに違いありません。
常識的に考えれば、
これだけ感染者が拡散していれば、当然のことだと思うのですが、
偉い人たちは違うんですね。
でも、政府は拡散させるなと言いながら、
人々の移動は促進しろという、
まったく矛盾していることをやろうとしているように思えてなりません。
アキアジツアーの計画を進行させながらも、
状況の変化によってはどのようにも対処できるよう、
準備しなければなりません。
今回のGo Toキャンペーンの企画に乗っかって、
旅行を予約人たちが被るキャンセル料については、
政府は負担しないとの方針。
躍らされて二階へ上がったのに、みごとにはしごを外されましたね。
イヤな時代になったものです。
梅雨の合間や明けたころのタチウオはいいですね。
とくに夜釣りが最高。
身をくねらせたタチウオがライトを受け、
魚体や背ビレがレインボーにきらめきます。
東京湾では昼の釣りですが、駿河湾ではもっぱら夜釣り。
船の明かりに誘き寄せられタチウオは海面近くまで浮き上がってくるので、
釣りやすいうえに数がまとまります。
明け方まで、レディースたちと楽しく釣ったものです。
とくに若手と・・・。
そうじゃないときもありましたが・・・。
昨日は紹介し忘れた食べ方に、刺身があります。
指5本クラスの良型が釣れたら、ぜひお試しください。
きっと納得できますよ。
タチウオの旨い時季ですね。
アタリは千差万別で、
食い込みの鈍さはアカカマスと同じくかなり微妙。
アワセの妙で釣果に著しい差が生じるため、
通好みのターゲットの代表格ともいわれています。
タハラッチはタチウオの味醂干しが大好き。
小さなタチウオが最適なのですが、
都合よく釣れるわけではありません。
そこで編み出したのが、中ほどで切り分け、
尻尾のほうの細い部分を味醂干しにする方法です。
つけダレをあまり濃くしないのがコツ。
生干しにして、少し焼きすぎくらいが絶品ですね。
腹のほうは適当なサイズに切り分けて、
塩焼きやムニエルかソテー。
中落は素揚げにし、塩を少し振り掛けると
おやつ代わりでもいけます。
酒を嗜まないタハラッチですが、
たぶんつまみにもいいんじゃないかと思います。
やっと、ひと息つけそうです。
うじうじしながら片付けてきた釣り具の見通しが立ちました。
段ボールやバッカンに仕分けした釣り具を台車に乗せ、
エレベータで8往復。
普段はできるだけ階段を利用しているのですが、
今回や釣行のときなど、荷物が多いときは仕方ありません。
今日は一気に挽回した感じです。
とくに多かったのがオモリとナイロンやフロロカーボンの糸。
オモリは0.3号=1.125gから1,500g。
深海用のオモリはもっと重いのですが、
まだ釣行を断念したわけじゃありませんから、処分できません。
それでも数個に分散しないと、
とてもとても持ち上げられないほどの重量なのです。
よくぞため込んだものですネ。
そしてびっくりしたのはナイロンやフロロカーボンの糸。
携帯用のサイズだけではなく、
ドでかいボビンに巻いたもの、カセ巻きがたくさん残っていました。
市販されているのはせいぜい、
50号×1000mとか、80号×500m程度ですが、
特注で作っていただいたものがいくつも出てきたのです。
フロロカーボンの16号が3,000mとか、
30号が1,500mなど、どちらもクロマグロ用ですね。
ハリも、丹吉、小松啓徳、大太郎など、懐かしいものがいっぱい。
タイテンヤやイカテンヤのオモリとハリ、
イカのプラヅノを自製するカンナまでありました。
そういえば、プラヅノや浮スッテ、餌木などもおびただしい数。
市販品の各種仕掛けが売るほど出てきたのには
我ながら呆れ返ってしまいました。
それと専門外のルアーがこれまた売るほどの量。
とくにサーモン用のルアーと仕掛けのパーツはどうしようか戸惑うほどなのです。
昔は重量制限が甘かったので、
いろいろ持って行ったり買い込んできたりしましたが、
現在はガイドにすべてを用意させるほうが無難ですから、
無用の長物と化してしまいました。
前回はロッドとリールが主体でしたが、
今回は、仕掛け関係ですから、ともかく仕分けがたいへんでした。
ひと思いに十把ひとからげで処分すればよいのですが、
歳相応に
もったいない、まだ十分使えるとの思いが強く、
こんな結果となってしまいました。
今回もまたVOXYに満載。
といってもバックミラーで後ろが見えるくらいですから、
まだ乗ります。
でもこれ以上処分してしまったら、
これから先の釣りの楽しみがなくなってしまいます。
海外遠征用のタックルや仕掛けは思い切りましたが、
国内向けは今まで通り、
ほとんどどの魚種を狙うだけのものは残してあるつもりです。
そんなわけですから、
タハラッチの仕事部屋と、釣り具倉庫用の部屋にある
合計6台のスチール棚の空きスペースは半分くらいに減ったかなという程度。
もう少し片付けていけば、2台分は処分できそうな雰囲気。
まぁ、先の長そうな話ですね。
今までたくさん、釣りの写真を撮ってきましたが、
その中で、いちばん自慢できるできる会心のショットがこの写真。
サイズは縮小してありますが、
トリミングはまったくしておりません。
笑顔の3名はこの日、
全員がモロコ=クエ=アラを仕留めたのです。
もちろんアカイカの泳がせ釣りです。
しかもいずれも置き竿で、大型リルの自動巻き上げ、
って、いうんじゃないんです。
この海域のモロコのポイントは、ほとんどが沈船周りか、
きわめて厳しい起伏のある人工漁礁。
置き竿でのんびり構えていると、
あっという間に根掛かりしてしまいます。
精神を集中させて、竿先の微妙な変化を読み取り、
モロコのアタリがあったら、即アワセます。
ほかのポイントでするように、タバコ一服なんてことはご法度。
今度はあっという間に根に潜り込まれてお手上げ。
そのため、手持ちで探り、
アタリがあったら、間髪を入れずにアワセて締め上げるのです。
うち2名は、
これが人生最初で最後のモロコとなったことでしょう。
生涯最高の思い出ができました。
こぼれる笑顔が印象的で、
この日はひとり蚊帳の外だったタハラッチでさえ、
うれしさが込みあげてきました。
そんな釣りを嫌というほどたくさんプロデュースしてきましたが、
タハラッチにとっては、
自分自身の釣果はもちろんのこと、
その一つ一つが冥途の土産。
もうひと頑張りして、もう少し土産を増やしたいものですね。
この船では、
エサに最適なサイズのアカイカを、
釣り人ひとりに10杯以上いきわたるよう、
仕込んでおいてくれます。
エサが足りなくなったら、
せっかくの大物釣りが台無しですから・・・。
そして船頭がていねいに、
アカイカが元気良く泳ぐようエサ付けしてくれるのです。
何度か上げ下ろしして、
活きが悪くなったら刺し替えてくれます。
ですからいつの釣行でも、きわめて確率良くアタリが取れるのです。
もちろんあがってしまったアカイカはお土産に・・・。
釣行するときには、
大きめのジプロックを必ず持参しています。
・・・
すみません。
いま片付けている釣り具は、今度の水曜bに搬出します。
ともかく膨大な量ですから、仕分けがとてもたいへんなんです。
その作業で、けっこうくたびれています。
それにしても、よくぞこれだけ集めたもんだと、
我ながらあきれ返ってしまいます。
そして見れば見るほど、宝の山。
釣りに燃えて、
さぁ、何でも釣ってやれッと気合が入っているときでしたら、
誰でもきっと欲しくなるものばっかり。
あと数日で、手元を離れてしまうのは寂しい限りですが、
だからと言って、
釣りの小物をすべて、手放すわけではないんです。
それどころか、今までやってきた釣りのすべてを、
これからも継続できるだけのものは確保してあります。
ただその総量を、
何分の一かに軽減するだけなんです。
断捨離し過ぎて再購入するなんて、
そんな、間抜けな事態に陥ることのないよう、
明日と明後日で、
しっかり再チェックしようと思っています。
処分する小物類は小分けされて山積みされていますが、
その量の多さと比べると、
空いたスペースのあまりにも少ないこと。
やっぱり、未練が残り過ぎているのかもしれません。
この時季、
東シナ海に面するある離島では、活きたアカイカの泳がせ釣りで、
クエなどの魅力的な大物を狙うことができます。
離島といっても、橋が掛かっているので、
我が家から車を走らせて、行くことができます。
もっとも二人で交代で運転しても、
20時間以上は要す程遠いところですが・・・。
でも効率良く釣れるので、
数年前までは、毎年のように出掛けておりました。
船頭が前夜、アカイカ釣りに出て、エサを十分に用意してくれますし、
特製の仕掛けを結んでくれるうえ、
それぞれのエサまで刺してくれるのですから、
まさに大名釣りです。
明日からはこの釣りの触りを紹介しましょう。
アラスカのシゲさんから、便りがありました。
現在、現地では感染者は出ていないとのことですが、
厳しい警戒態勢が取られているとのこと。
でもそのおかげで、
かく釣り場は閑散としていて、寂しい限りだそうです。
もっとももう7月中旬を迎えますから、
キングサーモンのサードランも終わったことでしょう。
上流の産卵ポイントではきっと、
サーモンの多くの屍が堆積して、壮絶な様相を呈していることでしょう。
以前、8月のカナダの川で、
そんな光景に接したことがあり、
とても悲しい思いに捉われたものです。
やはり大自然は生命の躍動感がみなぎっているほうが
似合っていますね。
アラスカのある川では、キングサーモンの釣期に、
婚姻色に染まったでっかいサーモンが、
3列縦隊をなして上流を目指していたことがありました。
その時は鼻っ面にルアーを投げても、一向に食いついてくれません。
もう就餌のタイミングを終えていたのかもしれません。
残念だった気持ちでいっぱいになったことを思い出しました。
もっともそれよりさらに残念だったのは、
この釣行記を送った後、
その雑誌が廃刊になってしまい、写真が戻ってこなかったことです。
人の墓と同じく、
思い出の中にはしっかりとどめてあるのですが・・・。
梅雨が明けたらカンパチを、なんて思っているタハラッチですが、
その前にしなければならないことがあります。
昨年から取り掛かっている釣り具の終活の続き。
思い通りには進行しておりませんが、少しずつは片付いているんです。
現在取り掛かっているのは小物類。
ハリ、サルカン、仕掛け、スリーブ&プレッサー&強化チュ-ブ、
テンビン、オモリに各種のルアー。
仕掛けの種類も半端じゃありませんし、
竿掛けだってものすごい数が残っているのです。
長年いろいろな釣りに手を染めていただけに、
しょうがないですね。
仕掛けや小物の大半は未開封のまま。
金額が表示されたままですので、その金額のすごいこと。
これを処分しちゃおうというのですから、
貧乏なタハラッチに取ったら、かなりもったいない感じ。
残念ですが、引き取り手を探す手間が面倒ですから仕方ありません。
また、購入時期によって、
同じものが違う価格で刻印されているのがおもしろいですね。
これに加えて、前回処分し損なった、というか、
未練があって残しておいたと言ったほうが良いものもあります。
ロッドケース、モロコバッグ、クーラーボックスに、マリンパワーが何台か。
これらのほとんどを含めて、
来週中にはあらかた片付けてしまうつもりで、ともかく、頑張っています。
それでもまだ未練があります。
深場、中深場、クロマグロ、泳がせ、アキアジ、
マダイ、アマダイ、ヒラメ、ムロアジ、
ヤリイカ、アオリイカ、スミイカ、アナゴ、ウナギなどのタックルは、
相変わらず残しておくことになりそうですね。
これじゃ、ちっとも片付かないか・・・。
各地の水害の被害が尋常じゃありませんね。
昨年もひどかったし、年々加速している感じで困ったものです。
被災した方々にとっては、困ったなんて生易しいものじゃないでしょう。
お見舞い申し上げます。
コロナの感染の拡大について、識者の話をよく聞いてみると、
ひと頃より感染者の人数は増えているものの、
重症者は少なく、死者もさほど増加している傾向は見られないとのこと。
さらに入院者数もかなり減少しているそうです。
そんなわけですから、非常事態宣言の再発動の可能性は薄いようです。
それはそれで、良い傾向かと思います。
世の中のほとんどの方々はタハラッチと違って、活動しなければなりません。
のんびりと籠城を決め込むわけにはいかないんですよね。
そういえば今日の朝刊には、
コロナ騒動で休止していた、釣り情報が復活していました。
休止前にはコロナ感染による出船状況の変更に関する注釈がありましたが、
それも取り除かれています。
新聞社の見解は、コロナ一段落とみているのでしょうか。
とはいえ、高齢者の感染数はそれなりに微増し続けているとの指摘もあります。
注意するに越したことはありません。
豪語していたブラジルの大統領の陽性も発覚しましたし、
アメリカやインドなどでの爆発的な感染者数の増加も気になります。
タハラッチだって高齢者なんですから・・・。
でもやっぱり、
梅雨が明けて、コロナ拡散の見通しが好転したら、
狙いたいのは、なんといっても旬を迎えているカンパチでしょう。
銭洲がいいかな、神津島周りかな。
待ち遠しい気持ちが胸いっぱいに膨らんできました。
連日、よく吹いて、よく降りますね。
明日は収まるかと期待しても、また裏切られそう。
梅雨前線の影響をもろに受けている間は、
じっと耐えるほかはありません。
もっと悲惨な目に遭っている人々もいるのですから、
贅沢なことは言えませんね。
梅雨が明けたら何をしようかな。
迫力があるのは、銭洲のカンパチなんだけど・・・。
おまけに食い盛っているし・・・。
でも・・・・・・。
メディアのロケを除いて、
タハラッチが主催したアラスカフィッシングツアーのほとんどは
アンカレッジ在中のシゲさんの世話になりました。
彼はでっかいキャンピングカーも持っています。
向こうではキャンピングカーとは言わず、
キャンパーかモーターハウス。
電気、水道、トイレの排水の整ったキャンプ場がいたる所にありますから、
いわゆる車泊ではありません。
そしてほとんどのキャンプ場には、
水洗トイレとコイン式の温水シャワーが完備しています。
基本的に車内ではシャワーは使いませんし、
揺れるので落ち着きませんから、大も控えているようです。
そういえばアラスカに通い始めたころ、
公園などのトイレの中には、
水洗じゃない、落とし、そう、汲み取り式のトイレもありました。
もちろん洋式トイレですから、当然、便座は木製です。
これには参りました。
今はたぶん相当な僻地へ行かない限り、そんなトイレはないでしょうが・・・。
かなり高級なホテルも利用しましたが、ウォシュレットの設備はなかったですね。
タハラッチはTOTOの携帯用ウォシュレットを必ず持参していました。
その後、設備されているかどうかはわかりませんが・・・。
これがシゲさんのキャンパー。
最初はレンタカーの代わりというか、
ガイド兼ドライバー付きの車という感じで世話になっていたのですが、
実際にこのキャンパーでキャンプをしながら釣り歩こうということになりました。
初日と最終日はシゲさんの家に泊めてもらい、
あとはすべて彼のキャンピングカーでのキャンプをするのです。
フロートプレーンで行く大湿原の真っただ中のフィッシングロッジや、
市内のホテル、
チャーターボートのある港のホテルなどには一切泊まりません。
アンカレッジ市内の和食も扱っている食品店で、
日本食用の調味料をしこたま買い込み、
あとは行く先々のスーパー、ほとんどはウォールマートでしたが、
そこで肉や野菜を仕込みます。
もちろん釣ったサーモンをさばいて、
ステーキやイクラのしょう油漬けまでこしらえました。
アメリカ人はほとんどイクラを食べません。
しょう油の文化がないのですから、しょうがないのです。
で、キャンプ場の近くの釣り場では、イクラを何度もわけてもらいました。
お礼にしょう油漬けを作ってお返ししましたが、
半数近くの人たちは喜んで食べてくれたと思っています。
手前ミソかもしれませんが・・・。
ヘラジカ=ムースの親子が川を横切っています。
じつはクマに追われて必死に逃げているシーンなのです。
水しぶきをあげていますね。
残念ながらこのとき、
タハラッチはここに居合わせなかったのです。
この右手にはYさんがキングサーモンを狙って、竿を振っていました。
クマの姿を見て全身が凍り付いたとのこと。
ほかに仲間二人が手前にいて、同じように釣りをしていましたが、
残念なことに誰もクマの姿は撮れませんでした。
このシーンが精いっぱいだったんですね。
これはアラスカの某川でのこと。
迫力のある釣りだけでなく、大自然のダイナミックなシーンも楽しめるのが
アラスカやカナダの釣り。
そしてその楽しみをとことん堪能させてくれるために、
いろいろなサービスが用意されています。
チャンスがあったら是非一度出かけてみることですね。
イヤイヤ、週末だというのに、猛烈な風が吹いていますね。
中でも今朝の大島は北っ気の風が37m。
あまりのひどさに風速計がぶっ壊れてしまったようです。
その後、各海域とも南西風で時化模様
明日はどうなるんでしょうか。
海が大荒れなのは気象海象のせいですから仕方ありません。
人間社会はどうなんでしょう。
ひと頃は感染者が増えると大騒ぎしてうろたえたいましたが、
このところ毎日、
100名を超えるコロナ感染が広がっていてもまるで他人事みたい。
今朝のバス停には12名もの客が列をなしていました。
おまけに九州南部では集中豪雨で死者が大勢出ているのに、
鹿児島のパブでは20名以上が感染したとか。
のど元過ぎればッて云うんでしょうか、
すっかり羽目を外しちゃっているようですね。
明日の都知事選挙が終われば、
今はおとなしくしている人たちもいろいろしゃべり始めることでしょう。
何というか、
あんまりすっきりできない世の中になってるんですね。
この先、どう過ごしたらよいのか、
ますます見当がつかなくなっています。
おのれの身の安全が確保できそうにもない釣りもののほかは、
魅力的なターゲットが少ないため、
また籠城を続けるほかはないのかもしれません。
魚が食べたければ、
カツオでも、イサキでも、ニセイカでも、
そして天然物はあきらめざるを得ませんが、
養殖ウナギでも、魚屋で調達しましょうか。
脂の乗った天然カンパチは手が届かないに決まっていますが・・・。
カツオといえば土佐造り、いわゆるカツオのたたきかヅケ。
ショウガやニンニクが味を引き立ててくれます。
ある時、カツオが爆釣とのことで、
野菜や調味料を持参して船に乗り込んだことがありました。
予想通り爆釣でしたので、
土産はバッチリクーラーの中に氷締め。
1本を即席のヅケにしました。
カツオは五枚におろし、分厚く切り分け。
野菜は長ネギを斜切りにし、アサツキは適当な長さに切っただけ。
ヅケダレはしょうゆベースに清酒を加え、
練りショウガ、練りワサビ、練りコショウをたっぷり入れて混ぜ合わせます。
これがなかなかいけるのです。
このときは海の真っただ中の船の上。
うかつなことに真水を用意してなかったのです。
30分ほど漬け込んでから昼食。
おにぎりと一緒に食べたのですが、いけませんね。
柵取りした身を海水で洗ったため、
塩っぱくって食べられたものじゃありません。
大失敗でした。
そういえばかつて、
カナダの西海岸沖のチャーターボートの沖泊まりで、
船頭がウェルカムパーティーを催してくれたとき、
せっかくのカニを海水でボイルしたため、
塩っぱくって、食べられないことがありました。
翌年は、真水で2倍以上に割って茹でるよう注文を付け、
美味しくいただきました。
ダンジュネスクラブっていったかな。
意外とうまいカニでした。
それよりはるか昔、
グレートバリアの沖で、たった一人で操業していたエビ漁師と出逢いました。
ギラギラ輝く太陽のもと、ひどく暑い日でしたので、
冷えたビールを何本かプレゼントしました。
タハラッチは酒を飲みませんが、
こちらのクルーやスタッフのために、しこたま積み込んであったのです。
ギンギンに冷えたビールに相好を崩したエビ漁師は、
クーラーボックスからでっかいエビをたくさん取り出して振る舞ってくれました。
でも、これも海水で茹でてあったため、
塩っぱくって、残念ながら食べられた代物じゃなかったのです。
塩っ気がほどほどだったらきっと、うまかったに違いなかったのでしょうが・・・。
ほかにも、沖泊まりで茹でたそうめんや蕎麦の失敗もありました。
茹でるときは真水を使ったのですが、
さらすときは真水をケチって海水を使ったのが大間違い。
塩っぱくってどうしようもありません。
ともかく海水は、思った以上にひどく塩っぱいのです。
その後は十分に気を付けています。
これだけ何度も失敗を重ねていれば、もう繰り返さないですよね。
これは後日、我が家で漬けたタハラッチ流のカツオのヅケ。
これならどなたに召し上がっていただいても、
絶賛していただけると自信を持っています。
アナゴ、マダコときて、
銭洲やアカムツ、キンメなどがまだダメそうだとすると、
次はカツオしかありませんね。
沖では爆釣モードも見られようになりましたが、
3密を避けられそうな相模湾などでは、
活きイワシの泳がせ釣りで、カツオ釣りがスタートしています。
カツオ釣りは、なぶらを見つけるところから始まります。
普通は鳥山探し。
見つけたら全速力で群れに接近し、
生きたイワシを撒いて群れの動きを止めます。
そして散水。
イワシが群れているとカツオに思わせるのです。
さあ、釣り開始。
活きイワシをエラ掛けで泳がせますが、
撒き餌と散水の降下でカツオの群れは海面近くで捕食しますので、
仕掛けはシンプルなフカセ釣り。
TVでよく見るカツオ漁船の一本釣りさながらの豪快な釣りです。
まだお預け状態のタハラッチはやむを得ず、
仕込みのカツオをいただきました。
もちろんこれはこれで想定通りの旨さで大満足だったのですが、
できるだけ早く自前で仕留めて
イヤというほど食べまくりたいものです。
今年も折り返しましたね。
前半はコロナ騒ぎで明け暮れましたが、
ここにきてまたまた感染者数が増加しています。
この先どうなるんでしょうか。
事業者も消費者もイケイケムードいっぱいですが、
だれも責任はとっれくれそうにありません。
自衛するのみ。
夏場を乗り切れば、その先のスケジュールは、
旨いターゲットが待っているというのに・・・。
3密をうまくかわして、
思い通りのスケジュールをこなすにはどうしたらいいんだろう。
皆さん、同じようなことを思案しているのでしょうが、
なかなか明暗は浮かびませんね。
ついつい弱気になってします。
でももう少しの辛抱かもしれません。
好転することを願って、その日を待ちましょう。
・・・
今日は予想通り梅雨の嵐。
この時季にはこういう陽気が襲ってくることが往々にして起こります。
過去に、豆南遠征を企てたとき、
どうしても梅雨前線を通過できず、引き返したことが何度かありました。
梅雨が明けたらいい陽気になって、
大物のパラダイスなんですが、
なかなかうまく事は運ばないものですね。
・・・
で、今回のアナゴ、
白焼きにし、頭を煮詰めたたれをまぶし、丼でいただきました。
かば焼きや煮アナゴよりこちらのほうが旨い感じ。
出しガラの頭はいい味が染みていて、
骨とともにじっくりと揚げたところ、バッチリいけましたよ。
今回の船頭はそろそろ終盤だと言ってましたが、
まだ小振りもかなり交じっています。
例年、7月半ばごろまではやっていたように思いますので、
もう1回チャンスがあるかな。
2回連続で心を残してきましたので、
未練がましく、再リベンジのチャンスを窺っています。