モロコデビューを果たした洋子さんと松田さん。
5月25日、神津島の光漁丸で例会を実施しました。
遊魚船業法の改正にともなって、舳会の例会はこの海域でのコマセ釣りを自粛しています。
そのためこの日はアカイカの泳がせ釣りでモロコにターゲットを絞りました。
仕込んだアカイカはエサ用に予約した105杯のほか、漁師のカメに残った小イカ33杯もすべて引き取りました。
ちょっとばかり豪華なエサで、購入費も10万円を軽くオーバーしています。
目指す釣り場は魚影豊かな神津島周りでも名代のオンバセ周り。水深は50〜60mダチといったところです。
水色は少し濁り加減で水温もやや低めですが、潮の向きと速さの塩梅は絶好とのこと。期待を込めてアカイカを海底へと送り込みますがアタリはありません。
船頭のアドバイスで海底スレスレを狙っていますが、アカイカの足が食いちぎられ、すぐにズタズタになってしまいます。
きっとエサ取りが多いのでしょう。それでも根掛かりはさほど多くはありません。
やがて寿美礼丸で1本仕留めとの報。こちらは小型のサメが食っているだけです。
立て続けに2本のサメに玩ばれた松田さんが3度目の正直でピンピンに張ったロッドを震わせています。
懸命に巻き上げたのは18kgのモロコ。60代の半ばに差し掛かって遂にモロコデビューを果たしました。
その後はやはりサメに食われるだけ。先日の5発ゲットのうちの2本はサバエサだったというので、タハラッチはサバやソウダのエサを使ってみました。でもモロコは食ってはくれません。
村上さんの竿がしなり、サメとはひと味違う引きで上がってきたのは6kgのフエフキダイ。貴重なアカイカを食われてしまいましたが、引き味が少しでも楽しめたのですから良しとしましょう。
寿美礼丸からはもう1本獲ったので上がるという交信があったとのこと。光漁丸の船頭の闘志が駆り立てられたようで、釣り時間を延長する相談がありました。
メンバーの中にはあきらめて上がりたいとこぼすものもいましたが、タハラッチは1時間の延長を決意。その直後、洋子さんにサメとはひと味違ったアタリ。あまりの強烈な引きに巻き上げができません。
仲間のサポートを受けながら懸命に巻き上げると、ほかの3本仕掛けを絡めています。これでは簡単に巻き上がるわけはありません。
悪戦苦闘のすえ浮上させたのは20kgのモロコ。あきらめず、ひたすら仕掛けを送り込んでタナをとり続けたのが勝因で、もちろん洋子さんにとってもこれが初めてのモロコです。
渾身の力を振り絞って初モロコを仕留めた松田さんは大感激。周りの強者たちがうらやましくなるくらい喜んでいましたが、洋子さんはモロコを取り込んだ直後は放心状態。夜になって感激が込み上げてきたとのことでしたが、次回は必ず、仲間のサポートを受けずに締め上げるのだと決意を語ってくれました。
こちらは平野さんのチャレンジです。
松田さんはDaiwaのトローリングロッドの9030-80という太くてピンピンに張ったロッド。もうだいぶ昔、発売された竿ですが、これでみごとに初モロコをGETしました。きっとこの日のモロコやサメの食い気とうまくマッチしたのでしょう。
洋子さんは最新のキングバイパー200S。操作性も良く、300号のオモリを吊り下げたとき、アカイカと潮との馴染み具合が抜群だったに違いありません。
モロコデビューを果たした松田さんは置き竿をメインで次を狙うという決意を固め、早速キングバイパー250Wを購入することになりました。
きっと新たなモロコキラーが活躍するのではないかと期待しています。
二人ともタハラッチと付き合うようになってからまだ数年ですが、こんなエキサイティングな大物を仕留めることができたと喜んでいます。
年令や経験は問題ではありませんよ。
チャンスメーカーのタハラッチのプランに乗っていれば、きっと近いうちに、大物とのめくるめくような出会いの可能性が拡がるはずです。
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アカイカの泳がせ釣りにつきまして、Daiwa Fishing 今月の釣りのアカイカの泳がせ釣りを参考にしてください。
この日のアカイカの泳がせ釣りのベストタックルです。単バリをアカイカの尻尾の先にチョン掛けしました。