リールの道糸の巻き替えはたいへんな作業ですよね。
とくに大型の電動リールで深海釣りと大物釣りを兼用している方には、大仕事。
今まではホースリールを使っていましたが、ようやく、電動で巻き替えができる装置を作りました。
電動道糸巻き替え器。 仕切り版を付けると使いやすいでしょう。 スノコのイスをさかさまにし、 両側に2台の糸巻き器を設置しました。 普通は1台で間に合いますし、 この手順でしたら、 スプールの交換が簡単にできます。 |
工作の苦手な方は ホースリールを使うと良いでしょう。 最低でも仕切り板を1枚はつけてください。 2本の道糸を収容できるようにしないと 道糸の巻き替えはできません。 いったん糸を巻いてしまうと、 もう1台のホースリールを買わなければなりませんよ。 |
まずは空のスプールが必要ですね。
写真のスプールは、だいぶ前から深海釣りファンの間で幹糸巻きに使用していたものです。
本来は鉄鋼関係の部材を巻いてあったもので、関連の工場では大量に廃棄されているようです。
タハラッチは入手しやすいためこれを使いました。
必要なもの
空スプール=JFEのKC-50を1個(ありものだから只)
ネジ棒=3/8インチ285mmの総ネジ(@74円)
ナット=同上サイズを10個(@5円)
ワッシャー=同上サイズを4個(@7円)
スプリングワッシャー=同上サイズを6個(@3円)
ボルトナット=M10×130mmを1組(@105円)(蝶ネジに取り替えましたが価格不明)
アルミパイプ=φ10mm×25mmを2個(1mで389円)
塩ビパイプ=φ13mm×25mmを2個(1mで130円)
吊りバンド=AK1−15Aを2個(水道用具?)(@58円)
蝶ネジ=M6を2個(同上用)(3個で63円)
中空円筒ブロック=30φ×105mm(200mmの長さだったので2つに切断して使用しました)(270円×1/2)
同上=50φ×105mm(同上。上記をこの中に挿入し、空転しないよう釘で固定)(680円×1/2)
コルクシート1mm厚=適量(ネジ棒や上記に巻きつけて、空転しないようにしました)(10p×1mで68円)
空転防止用板片(円筒ブロックとボルトナット130mmを接続して、空転を防止しました)(ありものだから只)
台座=今回はスノコのイスが見つかったのでこれを利用しましたが、プラスティックケースに木片を補強しても良いかもしれません。(698円)
吊りバンド取り付け用木片=2個(固定するための木ネジも)(ありものだから只)
電動ドリル=スプールを回転させて糸を巻きます。(ありものなので価格不明・今なら3千円前後で買えるかも)
ナット用アタッチメント=3/8のナットに合うものを上記ドリルに取り付けます。(沖さんからいただきました)
その他、木ネジ数本、釘数本、両面テープ少々。
吊りバンドのふたを開いた状態。
吊りバンドは台に取り付けた木片に穴を開けてボルトで固定。
蝶ネジを脱着して開閉すれば、シャフトを外すことができる。
スプールに差し込んだシャフトは、
3/8のネジ棒にコルクシートを巻いてφ30mmと50mmの中空円筒ブロックを固定。
ブロックの両サイドはナットで締め付ける。
さらに写真のように穴を開けてブロックに取り付けた木片に
130mmのボルトを差し込んで止めると空転が防止できる。
吊りバンドのふたを閉め、
蝶ネジで締め付ければ準備完了。
アタッチメントを装着した電動ドリルでスプールを回転させ、
道糸を巻き込む。
Daiwaの道糸、棚センサーブライト30号600mを
巻いてあったスプールも活用できる。
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