前週の釣果があまりにも良かったため、混雑を想定して少し早めに船宿に到着すると、何と一番乗り。
庭の桜が、前日の嵐で散ったとはいうものの、みごとに咲き誇っていました。
なんでもサクランボのなる種だそうで、GW直後が実のなりごろとか。
そのころを狙ってまた夜アナゴに出かけたいと思います。
おかげさまで左舷のトモを確保しましたがこれが大正解。
5時半の出船時刻には22名(たぶん?)もの大人数になっていました。
おまけに潮が速く、前よりの釣り座では仕掛けが浮いてオマツリの連発。
釣りになりません。
30号のオモリでも浮いてしまうのですから、猛烈ですね。
胴の張った8:2くらいの硬めの竿のほうが良さそうです。
もちろんタハラッチはHS早舟Vアナゴ120の2本竿。
スマック100Rがまだ1台しかありませんので、これを右の竿にセット。
左にはチヌチェイサーHGの2本竿で小突きます。
アタリはスマックが7でチェイサーが3というくらいの割合。
片手で底ダチの切り返しが自由自在にできるスマックのほうが圧倒的に有利でした。
早く100Lが届くといいな。
2刀流を駆使するアナゴ釣りですから、それぞれ片手で操作できるスマックが良いに決まっています。
アナゴファンはぜひ、RとLの両方を揃えてください。
さばきやすいから釣果も違うし、楽しさは物凄いですよ。
スマックって何という方のために。
片手でクラッチを切ったりつないだりできるリールは珍しくありませんが、糸ふけがでたらリールを巻いてフケを巻き取らなければなりません。
1本竿なら何の問題もありませんが、アナゴの定番は2本竿。
それぞれの手に持った竿を持ち替えず、フケを巻き取ることができる機能を備えた世界初のリールですから、これを使わない手はありません。
現在は右手巻きの100Rだけが発売中ですが、もうすぐ左手巻きの100Lも発売されます。
そうなれば操作性は抜群。
楽しさも最高潮に達するはずです。
で、白焼きの作り方のコツ。
誰かがアナゴの臭さに閉口したと言っていましたが、あのヌメリを取ってしまいましょう。
まな板の上に皮目を上にした身を並べ、斜めに構えて熱湯を注ぎます。
表面が白くなりますから、それを鯵切りの峯でこそぎ取り、水洗い。
ペーパーなどで水っ気を拭き取れば下ごしらえの完了です。
あっ、もちろん、釣ったアナゴは船宿でさばいてもらい、頭と中骨も忘れずに持ち帰ってくださいね。
頭と中骨を焙ってからだしを取ります。
昨日はちらし鮨でしたからエビのゆで汁や殻も一緒に入れ、沸騰した中でアナゴの身を軽く煮ます。
煮すぎると硬くなるので要注意。
これを焙れば白焼きです。
鍋から上げたらすぐに焙って食べると、ホクホクのやわらかさも楽しめますので絶品ですよ。
だし汁を少し取り、味醂、酒、醤油、砂糖で煮詰めればツメ。
付け焼きにすれば蒲焼になります。
残っただし汁は吸い物に。
釣った魚は骨の髄まで食べ尽くしてしまいましょう。
でも残念ながら今回は、急いで料理をしましたので写真はなし。
またの機会に紹介します。
それと反省をひとつ。
暗い船上でしたから、アオイソメがうまく刺せず、釣果があんなものに終わってしまいました。
次回は太目のエサを仕込んで乗船し、キャップライトをつけてエサ付けを強化しようと思います。
遠近両用メガネでも、揺れる夜の船上では威力は発揮できなかったということです。
今回のアナゴは少し小振りでしたが、数はまあまあといったところ。
タハラッチの釣果は二十歳の直前、番茶の出端はすぎていました。