東京湾口はとても穏やかで良い凪ぎでした。
といってもお昼ごろには一転にわかに曇ってきて、冷たい風。
今にも雨粒が落ちてきそうな気配になりましたが、何とか持ってくれました。
この日は一連のイカの取材のスタート初日です。
選んだ船はアオリイカには定評の野毛屋ですから、タハラッチの胸も期待で膨らんでいます。
ボインじゃありませんが・・・。
(やっぱりこの言葉、ちょっとばかり古すぎましたね。Wordは変換してくれません)
まずは26mライン。
全員が長竿のシャクリです。
この釣法初めてのタハラッチは見よう見まね。
少しシャクリが大きくて、なおかつ強すぎるかもしれません。
でも気持ちが先行してしまい、そうしても大げさなアクションで力がこもってしまいます。
右舷トモで1発目。
このところ大型が乗っていましたから、船頭は少し小振りだと首をひねっています。
でも型を見て船上には活気が出てきました。
しばらく間を置いて今度は左舷のトモ。
竿のしなりがみごとです。
やはりこの日最大の1.3kgが姿を見せてくれました。
タハラッチの並びですから乗せた瞬間を見ることができ、とても印象的でしたよ。
この方は小さいながらも強めにシャクっています。
乗せた人の釣り方をまねるのが定石ですから、タハラッチのアクションも強めになります。
でも短竿のシャクリを教わったときの基本テクニックを思い出しました。
右利きの人は左腕でシャクるほうが力が入り過ぎない。
できるだけコントロールするようにつとめましたが、凡人の浅はかさですね。
なかなかうまくいきません。
最初の釣り人がもう1杯乗せてここまでは船中3杯。
潮先が有利だから仕方ありまあせんが、渋い乗りを何とか打開しようと船頭は移動を告げます。
移動した先はタイ釣り場のようです。
そんな中で再スタートしたのは30mライン。
潮はかなり澄み渡っていて、巻き上げた餌木は冷たい感じがします。
これじゃタイ船も苦戦しているんじゃないでしょうか。
尋ねるとこのところ水温は上がっているとのことですが、なんだか少し違っているようです。
それまで使っていた定番のオレンジやピンク系の餌木から、白っぽいものに取り替えました。
でもアタリがあるのは右舷トモだけ。
こりゃ何かが違うぞと思っていると、件の釣り人の餌木が判明。
タハラッチはその餌木は持っていませんが、できるだけ近いものに即、取替えました。
思惑通りここからフィーバー第1弾が炸裂。
3人目の栄光に輝いた右舷ミヨシが2杯目をかけ、その隣の女性は船頭から借りたアタリ餌木でWヒット。
続いて3番目も竿をしならせ、4人目にもアタリ。
最後の人は痛恨のバラシだったようですが、うまく群れを捉えた船頭も満足そうです。
でも左舷はいけません。
タハラッチは隣の常連さんと顔を見合わせて、乗り遅れたもの同士で慰めあいました。
もうそろそろ納竿時刻。
でもやはりここでもう一度、熟練の船頭は見せ場を作ってくれました。
左舷トモの竿がしなり、その隣も乗りを取っています。
右舷でも同じようにトモと2番手が乗せたそうです。
続いて隣の常連さん。
トモから順番に乗ってきましたが、無常にもタハラッチのところまでは回ってきてくれません。
ということで定刻を迎え、釣果は0〜5杯。
アオリの型を見なかった方はほかにもいたようですが、マルイカの土産を釣っていました。
ということで乗り遅れはタハラッチだけ?
厳しい取材第1弾となりましたが、最大の目的だった良い写真はたっぷり撮れたようです。
モデルになってくださった皆さん、ありがとうございました。
取材の結果がどうなるのか気になると思いますが、もうしばらくお待ちください。
このホームページでお知らせします。
なお気になる餌木は、ヤ○○タの○○の○レ○ジでした。