6月15日、稲取の定栄丸から出船して銭洲で舳会の6月例会を実施。今ひとつ活況がみられない中、あのレディースがみごとカンパチを仕留めました。
定栄丸オフィシャルサイトの今日の釣果ページもご覧ください。
めざとい方にはちょっと気になるタックルの写真が写っていますよ。
たしか、泳がせ釣りにまともにチャレンジしたのは3回目のはず。初回はサメに翻弄されてくたびれ果てていましたが、2回目、5月例会ではみごと20kgのモロコを仕留めてTOPに輝き、そして今回は歴戦の強者、14名に混じっての紅一点にもかかわらず、船中唯一のカンパチをGETしてしまいました。これからはミラクル・ヨーコと呼ぶことにしましょう。
彼女が使っていたロッドはDaiwaのキングバイパー200Sで、リールはシーライン900H。
「この竿はトッテモ調子がいいみたい。この間のモロコといい、今回のカンパチといい、こんなについている竿だから大切に使いたいわ」
ミラクル・ヨーコは満足そうに微笑んでいました。
エサはムロアジの1尾掛け。この日は大型のムロアジや大サバばかりが釣れていましたが、彼女は小さめのカブラバリのムロアジ仕掛けを駆使して執念深く小振りのムロを狙っていました。作戦的中。30cm級のムロを鼻掛けにして海底スレスレのタナを取るとキングバイパーの穂先が鋭く引き込まれました。
懸命にリーリングするヨーコ。渾身の力を振り絞って締め上ています。サメの猛攻に遭っていた仲間たちからはサメだ、サメだとはやし立てられ、本人もその気になってしまいましたが、途中であきらめてはいけません。誰も海中で抵抗している獲物を見てきたわけではありませんから、ホントのところは判るはずもありません。
案の定、狙っていたカンパチ。サメだと思ってぞんざいに扱っていたらバラしてしまうかも知れません。
ちょっと小振りな5kgジャストでしたが、船中唯一のアタリを仕留めたのですから立派なものです。
アーッ、うらやましいなッ!っていうのはほかの13名の男どもの嘆きの声でした。