小名浜のマダラ例会2006.12.2

マダラ例会、終了しました。
といっても実施できたのは半分以下。
冬の季節風にやられました。

初日、2隻に分乗して出港。
港では風はなく、その後の走行中も順調です。
ポイントに到着して、気分良く投入を開始しました。
竿はリーディングX・NEMONO205HH。
タナを取って置き竿にしたとき、船の揺れでエサが躍る調子がマダラ釣りには最適ですから、数ある竿の中からこれを選んだというわけです。
リールは棚センサーブライトの8号を500m巻いたタナコンブルの750。
本来でしたらシーボーグ750MTなのですが、このリールのパワーもなかなかのものです。
まだまだ活躍してもらえそうだと思って、あえて使ってみました。

オモリが底をトーントンと叩くようタナを取っていると、マダラ特有のギュンギュンと竿先を引き込むアタリ。
ポツリポツリですが、最初からマダラが上がってきます。
でも潮があまりよくないのかオマツリの続発。
タハラッチは拾い釣りを目指していたので、最初から3本バリの仕掛けです。

懸念していた通り、マダラよりスケソウダラのほうが多く、さらにがっかりしたのはオスが少ないこと。
例年、10月や11月に照準をあわせていましたが、今季は高水温を予測してしての深読み。
これが裏目に出てしまったようです。

船頭は、マダラよりスケソウのほうが旨いといいますが、白子をターゲットにしているタハラッチとしてはどうしてもマダラ狙いになってしまいます。
オマツリで流れたのがスケソウだと、掬わなくてもいいよなんていってしまうので、船頭は少し困惑したような顔をしていました。

3本バリの仕掛けでもオマツリが避けられません。
本来はアタリを取ったら仕掛けを送り込んで追い食いを促すのですが、途中からこれを中止。
そのままのタナをキープして、巻き上げ合図を待ちます。
それでもタハラッチの3本バリ仕掛けにはパーフェクトが2回。
数も型もそこそこですが、船中では上位クラスです。

やがて風が強く吹き出し、船の揺れが大きくなります。
船べりに並べて投入合図を待つ間にも、エサが舞ってしまう状況。
ハリ数が少ないほうが圧倒的に有利です。

11時少し前に早上がりを決意。
最後の投入では早々にアタリを取り、伸ばしたいのをじっとこらえて巻き上げ合図を待ちます。
巻上げを開始すると、ドラグが効いて竿先が始終引き込まれ、重量感はずっしり。
パーフェクトの期待が伝わってきます。
仕掛けを手繰ると上2本にデカいマダラが、下バリには良型のスケソウが食っています。
このうちの真ん中が10kg級。
タハラッチがタモで掬い上げたのはこの日、2本目でした。
やはりナナハンの威力は健在。
3本バリのすべてに大型が掛かったフィナーレを飾ってくれました。

帰港して検量。
2隻とも空の人はなく、トップはスケソウを含めて13本です。
タハラッチが最後に上げたのは10kgにはほんの少し届かず、9.45kg。
デジタルの正確な秤を使用しているので、小数点以下2桁まで計測できるのです。
それでもでっぷりと腹の膨らんだ男の子。
全体としてオスの数が極端に少なかったので大喜びです。
自宅に持ち帰ってさばいたところ、白子だけで2.2kgもありましたが、昨日の夜、孫たちとそのほとんどを平らげてしまいました。


昇辰丸のホームページから借用しました。
50リットルのトランク大将に入りきれないほどの良型も交じりました。
おまけにこれがオスだったのがうれしかったですね。

残念ながら10kg超の大物ポイントには達しなかったのですが、ほかに7.65、7.55、7.35、6.55、6.25、6.25、6.20、6.00、5.05と、ポイントサイズが10尾。
翌日への期待が高まりました。

初日も灘に戻ると穏やかで、陸の上はポカポカ陽気。
気象情報は厳しい予報を出していましたが、翌日も出船することにしました。
ところが途中でやはり高い波に翻弄されてしまい、急遽、帰港。
2日目は中止に追い込まれてしまいました。
帰りの常磐道から眺めた海は穏やかそうに見えたのですが・・・。

その結果、初日の成績が有効となり、2日目に参加した方は参加ポイントだけ。
もちろん初日にポイントサイズに恵まれなかった方も、参加ポイントだけに終わりました。
釣況はこちら、成績はこちらをご覧ください。


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