銭洲例会2006.8.27第18とび島丸

サメとの大格闘の様子を写真に取ってくれた方、
お手数ですがタハラッチまで送ってください。
よろしくお願いします。

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8月27日、うねりが多少ありましたが、暑くもなく、良いコンディションの中、第18とび島丸で銭洲例会を実施しました。
潮目に入ると波立っていますが、まずまずの凪ぎ。
島周りでムロアジ釣りからスタートしましたが、コマセを撒いても魚影が現れません。
こりゃあダメかなと思いながらも、少しずつ撒き続けます。

チビムロを釣るコツは少しずつ撒くということ。
ドバッと撒いたら、潮の流れに乗ったコマセは、せっかく集まってきたムロアジの群れを連れて行ってしまいます。
おまけにコマセで腹いっぱいにさせたら、つまらないですよね。

しばらく辛抱するとトモからムロがやってきました。
坂本さん、伊藤女史が相次いでチビムロを取り込みます。
タハラッチはというと丸々太ったデカムロ。
昔のとび島丸特製サビキを3本バリにしたのですが、銭洲初めての伊藤女史がバリバリ釣り上げているにもかかわらず、パラパラという有様です。

船頭も見かねたのか、「良いサビキがありますよ」
行き掛けに三島のだるまやで購入したサビキをバッカンから取り出してみせると、それが一番だといいます。
半分に切って取り付けると、やはり別物。
チビムロがバリバリ食ってきます。

本日のチビムロタックルは、タハラッチがインターラインの浦舟で、伊藤女史が同じく手持ちマダイ。
ありあわせのPEラインのの3号を通して穂先から1〜1.5mほど垂らし、大きめのスナップサルカンで接続します。
これがオモリとなって海面下数10p〜1mくらい沈み、コマセに群がってきたムロアジと同調すると食ってくるという仕組みです。

リールをつけていませんから、ムロが食ったら跳ね上げるだけ。
イケスに入れてDaiwaのハリハズシで外せば、ムロアジは元気いっぱいです。
ムロアジ1尾がカンパチ1尾に化ける胸算用をはじいて、ワクワクしていました。

ミヨシでは梅村さんが、ダイソーで仕込んだ消費税込み105円の竹のつなぎ竿を振っています。
タモも同じく105円。
しなりが良すぎて船頭はハラハラ。
それでも105円の威力に驚いていました。

・・・

「わたし、このところ調子が良いのよ」
まさか釣りなどにはまっているなんて想像もしていなかった高校の同級生だった伊藤女史。
初めての銭洲に誘ってきたのですから楽しませなければなりません。
防波堤の釣りから始まって釣暦5年の彼女は筋が良く、チビムロ釣りは完璧にマスター。
いよいよ泳がせ釣りに移行します。

前日からの銭洲は黒潮が差し、2〜3ノットという激流。
それでも小型シマアジのほかは何の気配も感じられなかった御蔵島よりはるかに期待できると読んでの銭洲行きです。
(ちなみにこの日の御蔵島は、シマアジを含めて壊滅状態だったようです))
1週間前には真鶴のアコウ乗合船で6尾を仕留めて竿頭になったという彼女の運に賭けてみました。

何度目かの流し。
急激に根がセリ上がってきます。
船頭が仕掛けの巻上げを指示。
その途端、彼女にアタリがあったようですが、根掛かりかもしれないとのこと。
タハラッチが道糸を取って外そうとすると、生体反応が伝わってきます。
懸命に糸フケを巻き取って彼女に渡しましたが、強い引きに見舞われて歯が立ちません。
再びタハラッチが取って巻き始めると、岩礁に向かって得体の知れない大物がジャンプ。
キワダかもしれない。
運を呼び込んでくれた。
万全を期して慎重な締め込みに掛かりました。

ところがやりとりの最中、隣の道糸とクロス。
コードを外してタックルを交わします。
そうです。
このタックルはタハラッチがもっともお気に入りのVSP・AB210とシーボーグ500MT。
道糸は棚センサーブライトの12号を150m。
環付きヒラマサ20号を30号のナイロンで結んであります。

トラブルを解消している間も大物の引きは止みません。
気付いたら、コードを抜いたままハンドルを巻いています。
慌ててつなぎましたが、そのため、カウンターの数値が10数m違ってしまいました。
ドラグをがっちり締めて電動巻上げに託していますから、このまま巻き込んだら穂先を折ってしまいます。
気遣いしながらのやりとりが始まりました。
といっても半分はシーボーグ500MTが締め上げてくれるので、大助かりです。

最初はおとなしかった大物も、次第に激しい抵抗をみせてきました。
残り5mのマーカーが見えると30〜50m突っ走ります。
これを何度か繰り返していると、さすがのタハラッチも息が荒くなってきました。
この時点ではすでにハリ先で抵抗している大物の予想がついています。
大物とのやり取りの練習にもなるので、選手交代。
2名ほどがやりとりを楽しみましたが、楽しむというレベルのやりとりではありません。
何度か交代しながら数10分が経過。
5mを切って魚影が確認できるようになりました。

青白く見える魚影に、一瞬ヒラマサかカンパチの特大級なんて思いがよぎります。
良い魚なら何としてでも取り込まなければ。
最後は抜群の体力を誇る高松さんにタッチ。
締め上げてもらいながらタハラッチが残りの道糸を手繰り、仲乗りの谷米くんがハリスを取ります。
姿を見せたのは2mをはるかに超える巨大なサメ。
150s以上もあるのでないでしょうか。
素早くハリスを切ってバイバイ。
壮絶なファイトが終了しました。

でもこのタックルの威力。
あの強烈なサメの引きを電動巻き上げで楽々引き寄せるのですから、船頭もびっくり。
ブレーカーは一度も作動しませんでした。
これでまた、大勢の釣り師がこのリールと竿を買ってくれるに違いないと、タハラッチはにっこり微笑みました。

このあとは同クラスのサメらしきやり取りが1回と、タハラッチが泳がせ釣りで3s級のシイラを釣っただけ。
銭洲全船でも5sを超える舳会の大物対象魚は皆無のまま午後1時の納竿時刻を迎えてしまいました。
海ですから、毎日刻々と状況が変化します。
良いときもあればダメなときも。
魚だけでなく、夢を釣ろうというのが舳流の大物釣りですから、次回に期待してください。
ということで今回の大物ポイントはなく、順位ポイントもありません。
参加者全員が参加ポイントの5点の加算ということになりました。

なお終盤の1時間ほど五目釣りを楽しみ、ウメイロ、アオダイを土産にして帰港しました。

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サメと大格闘している写真が届きました。
柳沢さん、ありがとうございます。
必死に闘っているので、すごい顔をしています。
それにしてもVSP・AB210のパワー、頼もしいですね。
グリップの先からしなって、あの大ザメの強烈な抵抗をしのいでいます。
写真は真っ向勝負しているところですから懸命に耐えていますが、相手の引きが一段落したらシーボーグ500MTの電動巻上げが始まります。
Daiwaのライトタックルの物凄さ、さしもの大ザメもその軍門に屈したのですが、肝心な大ザメの写真がありません。
どなたか撮ってくれた方がありましたら、お手数ですがタハラッチまで送ってください。


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