5月6日の御前崎沖は波っ気があり、前日までのマダイの爆釣は収まってしまいました。
今回は5sのマダイを狙って釣るというテーマ。4名で竿を出しましたが、2s以下が4尾釣れただけに終わってしまいました。
7日、気を取り直して出船すると、前日、19度台の後半まで上昇していた水温が前々日の状態まで戻っていました。これが吉と出るか凶となるか、予断を許さない状況でしたが、第1投目から竿先が絞り込まれ、1s級の小ダイが上がってきました。
やがて婚姻色に包まれた3〜4s級が相次いで姿を見せましたが、夢を釣ろうと挑戦した5sの大ダイは食ってはくれません。
タハラッチはハリスを3号に落とし、神経を集中させました。でも1〜2s級ばかり。もう残り時間はあまりありません。
焦ったところで食わないときはどうにもなりません。簡単に釣ることができないから夢のチャレンジなのです。辛抱しながら打ち返しを続けていると、小さいながらも鋭いアタリがバイパースティック310Tの穂先に襲い掛かり、海中へと引き込まれました。
シーボーグ400BDとの連携でていねいに締め上げると、黒ずんだ大物が浮上。レポーターに5sを釣らせるというシナリオ通りとはいかないまでも千載一遇のチャンスをものにし、無事取材を成功させることができました。