キンメをさばいているとき、胃の中をチェックしました。
魚は通常、釣り上げられるときに内容物を吐き出すものですが、水圧変化に強いキンメだけに中身はしっかり残っていました。いろいろなものが出てきたのですが、注目させられたのはエビ。深紅というより黒味がかった真っ赤で、きっと深海性なのでしょう。
暗闇の中で光るかどうかはわかりませんが、アコウやベニアコウもこれと同じようなエビを食っています。イカのタンザクを食紅で真っ赤に染めて使うのは、エサ持ちが良いという理由だけでなく、きっとこのためなのでしょう。要チェックかもしれませんね。
4日の新島沖のジャンボキンメの胃袋の中から、深紅のエビが出てきました。
釣っているときにも1尾だけ、吐き出したキンメがいましたが、今回はたっぷり入っていました。
こうなったらどう対処するか。
アコウやベニアコウ、クロムツにはタコベイトを使うのが定番ですが、通常のキンメ釣りには使わないのが常識。
でも従来から、大キンメはタコベイトに食ってくることがままありました。
今回、5日の狙いはアコウダイでしたが、この仕掛けにジャンボキンメがズラズラ。
ということは賢明な深場釣り師にはもうお判りのはずですよね。