ダイアリー&メッセージ2015.7


2015年8月1日 14:30:30

この夏の猛暑を象徴するかのように
今年の土用の丑の日は2回あります。
先だっての24日に続いて、
今度の5日がその日。
それを見越したわけではありませんが
その前夜、天然ウナギを釣りに出かけることになりました。

普通は陸ッパリでしょう。
でもタハラッチは沖釣り師。
土手からウナギを釣るのはあまり性に合ってはいません。
船で川に繰り出し、夕まづめを狙うのです。

昔からウナギはドバミミズをエサにします。
タハラッチは特エサ。
何を使うのかって。
それはヒ・ミ・ツ。
こちらのほうがぶっとい、いわゆるボッカが食ってくれる確率が高いのです。

釣ったウナギは泥臭いといわれます。
たしかにその傾向はありますが、
あまりしっかりと泥を吐かせてしまうと
せっかくの天然ものの脂まで一緒に抜けてしまう感じ。
ほどほどにしたいものです。

もちろん天然ウナギなんて
そう簡単に食べられるものではありません。
でもタハラッチが出かける先では
専門の漁師や密猟者がかなりいて、
毎年それなりの水揚げがあがっています。

問題はやはりお天気。
上流で少しだけ雨が降ってくれると
ウナギがたまってくれるといいます。
タイミングがぴったり合って
旨いウナギのかば焼きにしこたま、
ありつけるとうれしいですね。


2015年7月31日 19:58:44

先ほどまで用事があり、
こんな時刻になってしまいました。

それにしてもこの熱波、尋常な暑さじゃないですね。
体調にはお互い、十分に気を配りましょう。

今季の銭洲、ちびムロの回遊がよくて、
ヒラマサ、カンパチ、ブリなどの青物がよく食っているとのこと。
楽しみです。

先日、Kさんから頂いたカンパチ、
とくに腹身の刺身が抜群でした。
コクがあるうえにシャキッとした歯触り。
その昔、
河岸の旦那が食う魚だといわれていたことを思い出しました。

もちろん尾頭付きで頂戴しましたから、
それだけでは食べきれません。
刺身をアレンジして
香味野菜と一緒に皿鉢に盛ったり、
同じく野菜とともにヅケにしたり。
このヅケ、
粉わさびと粉辛子を酒で溶き、
おろしにんにく、しょうがのハリセンボンを加えて
醤油で味を調えます。
これに香味野菜を細切りにして一緒にしばらく漬け込み、
食べる前に
練ワサビと練り辛子で辛味を加えるのです。

先だってのアカゼムロや、
これから釣れ盛ってくれるカツオにもぴったり。
とても美味しくいただけますから
ぜひお試しください。

カンパチの砂ずりの塩焼きも
トロッとした食感が堪えられません。
切り身は塩焼きや西京漬けにして
少しずついただいています。
Kさん、ありがとうございます。

来週末は自前で仕留めて
もう一度、味わいたいですね。
そしてもう一つの旬魚、シマアジも
できれば2、3kg級の食べごろを釣り上げたいと思っています。


2015年7月30日 11:36:56

先日の山からの帰りのことです。
人里離れた山の中で、車のトラブルが発生しました。
かろうじて携帯はつながりますが、
状況によっては通話中に切断されることもしばしば。
絶対のピンチに陥ってしまったのです。

東京まで300km。
JAFには加入していて、
もちろん任意の自動車保険にも入っています。
これが最終的には強い味方になってくれたのです。

最終日、山から降りて、ベースを発つころ、夕焼けが始まりました。
うまくいけば途中の見晴台から、
大好きな〇〇岳が夕焼けに染まるのを見られそう。
そんな思いで九十九折りの山道を飛ばしました。
展望台に到着した時、夕焼けはすでに終わり、
山は黄昏色に包まれてしまいました。
残念。

車のエンジンを切って外に出ると、
とんでもない音が聞こえてきます。
エンジンルームの中で
猛烈な勢いで何かが沸騰しているのです。
ボンネットを開けても水蒸気は立っていません。
とくに異常も見えませんが、
激しい沸騰の音はおさまりません。

そんな状態が3、4分ほど続き、
しばらくすると音も止みました。
きっとオーバーヒートでしょう。
エンジンルームの中の金属部分はすべて
熱せられているようです。
しばらく放置しておきました。

標高は1,800mで
すでに陽が沈んでいますから
しだいに寒さが募ってきます。
さすがのエンジン周りも冷めてきました。

ライトで細部をいろいろ照らしてみると
水タンクが空になっていて、
クーラントの赤い液が漏れ、
少し溜まっているのが見えました。

キャンプ中でしたから、水は10ℓ以上も積んであります。
補充すれば走れるのだろうか。
なんせここは人里から遠く離れたところで
周囲に人家はまったくありません。
JAFに電話して、対応を尋ねました。

自分で水を補給して無理をすると
取り返しのつかない事態に陥るかもしれないとのこと。
2時間以上を要するが、
ロードサービスを派遣するので、
そのまま待つよう説得されたのです。

やがてまた電話がかかってきました。
JAFの下請けのロードサービスマンです。
JAFの規定では
無料でレッカーできる距離は180kmまでとのこと。
300kmほど離れた東京まで運ぶと
5、6万円の自己負担をまぬがれないというのです。

このまま近くの町まで運んでもらい、
その町の修理工場で直してもらう方法もあります。
しかし、運べるとしても真夜中を過ぎてしまいますし、
さらに悪いことには、
この周辺のトヨタは月曜日が休日とのこと。
思案に暮れました。

やがてサービスマンが到着しました。
ラジエーターキャップか
ウォーターポンプの故障だろうとのこと。
現場での応急処理はできないので、
工場へ運ぶほかはないと宣告されました。

一段落すると彼は、
任意保険の加入先に電話をしてくれました。
その結果、意外なことが判明したのです。

任意保険とJAFのサービスがタイアップされるので、
懸念されていた搬送距離は、
180kmまたは15万円相当までが無料とのこと。
これならKさんの工場までの無料搬送が可能です。
さらに当日の現地での宿泊代は1万円まで、
帰途の交通費は2万円までが支給されるとのこと。
深夜にもかかわらず
ビジネスホテルの手配までしてくれたのです。
感謝感激。

JAFに加盟して20年近くになります。
その間、任意保険でロードサービスが受けられるようになり、
退会しようと思ったこともありました。
でも継続していると
アメリカでもある程度のロードサービスが受けられるとのこと。
また、退会手続きも億劫でしたのでそのまま継続し、
毎年、4,000円ずつの会費を納めていたのです。

おかげさまで今回は
JAFと任意保険、
そして親切なロードサービスマン、
25時過ぎにチェックインさせてくれたホテルのフロント、
さらにKさんの工場と
いい方々に支えられ、
無事にトラブルが解消されました。
ありがとうございます。

翌朝、久しぶりの特急列車に乗り、
お昼過ぎには我が家へ戻ることができました。
備えあれば患いなしですね。
ラッキー!


2015年7月29日 17:10:49

東伊豆沖のクロマグロは
シロカワやキメジ交じりで絶好調。
相模湾でもキメジが食い出していて、
来月に入ればカツオの乗合船も就航するとのこと。
にぎやかになってきました。

海から山へとみる方向が違っている間に
少し海の様子が変わっていました。
なんとまだ、夜アナゴが食っています。
頭でツ抜け程度ですが、
この時季ですから悪くありませんね。

それより気になっているのがウナギ。
Kさんのおかげで車も直ってきましたから、
さっそくチェックしてみましょう。
こちらは海ではなく川での釣りですが
いちおう船釣りですから良しでしょう。
極上のアオや超特大のボッカなんかが食うとチョー嬉しいのですが
天然ウナギですから
普通のサイズが何本か釣れたら御の字ですね。

また真夏一色となった東京湾では
照りダコが好調。
昨シーズンは30杯を超す釣果を体験したタハラッチですから
今季も正月用をストックしたいものです。

沖ではチビムロが湧いているようで
5、6kgから10kg前後の
釣りごろ、食べごろのカンパチが好調。
シマアジ、ウメイロも交じるので
今度の銭洲例会が楽しみですね。


2015年7月28日 16:37:39

タハラッチが山で遊びほうけている間に
東伊豆沖で始まりましたね。
夏真っ盛りのクロマグロ。
50kg級からキワダ交じりで、活発な食いを見せています。
おりしも夏休み。
休みも取りやすいでしょうから
あの疾風のような衝撃をぜひ味わってください。
チャンス到来です。

できれば地キンメとの連チャンも。
好不調の波は大きいものの
うまくいけば3kg級の絶品が釣れます。

真夏の魚ですからどちらも、締め方にコツがあり、
それさえ間違えなければ
旨い魚にありつくことができるでしょう。
チャレンジしてください。

・・・

タハラッチは先ほど、
今が旬のカンパチとウメイロをさばきました。
カンパチの腹身は、霜降りの脂が乗っていて旨そう。
今日の夕餉にいただくつもり。
砂ずりの塩焼きも楽しみですし、
背身は塩焼きや西京漬けにしましょう。

まるまる太ったウメイロも
カンパチの霜降りと一緒に刺身でいただくつもり。
Kさん、ご馳走さまです。


2015年7月27日 16:41:17

1週間のお休みをしてしまい、
先ほど山から帰ってきました。

初日は晴れていたのですが
山に登り出した2日目の午後からは大荒れ。
その後48時間、まる2日間降られっぱなしで
もちろん目的は断念。
1日早い下山を余儀なくされました。
でもその日、山を下るにつれて低山部は晴れ。
駐車場から下は酷暑に見舞われました。
もう一日いればたぶん、
山の上も晴れていたに違いありませんが、
あの猛烈な降りでは仕方なかったとあきらめています。

場所を変えた5日目、
真夏の陽射しでしたが強風のため、
ここでも当初の目的は達せられません。
同じく6日目も同様の結果。
さらに悪いことが続き、
夕日に照らされる山を見ようと辿り着いた峠の展望台で
車のトラブル。
深夜過ぎになってようやく見通しが立ち、
麓の町のホテルに入ったのは日付が変わってから。
車はレッカー移動してもらい、
先ほど久しぶりの特急で帰宅しました。

山も暑かったですが、
さすが都内は猛暑ですね。

・・・

21日、山へ向かって車を走らせているとき、
ウナギが食ったとの電話が入りました。
まだ食い続けているかどうかわかりませんが
2、3日は足がないので
動けないかもしれません。
土用でもありますから
行きたいですね。


2015年7月20日 11:18:45

我が家の上空は夏空が広がり
しだいに暑さも厳しくなっています。
タハラッチはパンツ1枚で山行の準備に励んでいます。

目的の山は昨日は霧や雨に見舞われていましたが
今日は晴れているとのこと。
今回は欲張って、
二つの山を目指しています。
といってもA山からB山へ縦走するのではなく、
まずはベースからA山に登り、
そこを下ってから新たにB山に登ります。

A山のほうは湿地帯を越えて行きますので、
雨のあとは泥濘が心配。
B山はというと
先日来の大雨のせいで
普段は枯れている沢が幅4mもの激流になってしまい、
簡単には渡渉することもできそうにありません。

タハラッチは単に山登りをしようというわけではありません。
この時季だけ発生する高山チョウと巡り会いたいのです。
磁気的にはA山のほうに先に行き、
B山はそのあと。
この順番は変えるつもりはありませんから
B山の激流もきっと水が引いて
いつもの枯れ沢に戻っていてくれるかと
楽観的に考えています。

ちょうど3連休も今日で終わりですから
道中も
麓の駐車場もさほど混雑はないことでしょう。
会報の発送も終えましたから
何の憂いもなく
明日の未明には出発しようと思っています。

お天気次第ですが
できれば1週間から10日くらい、
目的地周辺の中腹をさまようつもり。
山の中では電波状況がわかりませんが、
ベースまで下りてくればブログの更新はできるかと思います。
できるだけ状況はお知らせするつもりですので
よろしく。

・・・

来月から年内いっぱいの例会スケジュールを決定しました。
12月だけはターゲットと日程が決まっていますが、
船は未定。
ご希望の船がありましたらお知らせください。
いずれの月もまだ乗船枠に余裕があります。
ただしいついっぱいになるかはわかりません。
ご希望の方はお手数ですが、
メールではなく電話でお知らせください。
ひょっとする電話の電波も届かないことがあるかもしれませんが・・・。


2015年7月19日 7:19:10

昨日の海はさほど悪くなかったようでした。
3連休でもあり、
台風に抑えられていた鬱憤を晴らすかのように
出船した船が多く見られました。
夕べはまた南西風が強まり、
大島では現在15m前後も吹いています。
でも波高は八丈より野島、
野島より犬吠と
少しずつ低め。
真夏の釣りシーズンの開幕ですね。
過度の日焼けには十分お気をつけください。

・・・

現在、会報と格闘中。
今日中に仕上げて山へ出かけようともくろんでいるのですが
先日の台風の後遺症で
目指す山は枯れ沢に水があふれているそうです。
それでもしだいに水量は減少していて
登山道に架けられた橋も無事とのこと。
ひとまず心穏やかな状態で会報書きができるかと思います。

今回目指している山は二つ。
片方ははきわめて水量の多いところなのです。
そのため飲み水には困らないのですが、
普段でもぬかるみを辿るため、
足元が心配です。
転んで泥まみれになったり、下手をすれば怪我をしかねません。
スパッツも用意しましたが、どれだけ効果があるのやら。
落ち着きません。

もう一つは昨年、
沢の増水で何人かが命を落としたところ。
こちらは上記から下山した後、ベースで休養を取り、
様子を見ながら向かうつもりです。

台風12号崩れの熱低の進路が気になりますが、
水の引き具合をチェックしつつ、
山への意欲を高めています。


2015年7月18日 7:40:16

関東海域はまだ波が少し高いものの
台風の影響はかなりおさまってきたようです。
でも関西から中部にかけてはまだ土砂降り。
新幹線が止まって帰宅できなかった方もありました。
たいへんでしたね。

せっかくの3連休の初日ですが
海、山ともにまだ荒れ模様。
無理や無茶は禁物です。

タハラッチは連休の終わりから山へ行こうともくろんでいました。
お天気が良ければもっと早く入りたかったのですが、
台風では仕方ありません。

今年の中部山岳の残雪はかなり多め。
一般道や中腹のキャンプサイトにはまだ
雪がたっぷり残っているそうで、
雪上のキャンプを余儀なくされたり
軽アイゼンの出番があったりするようです。

おまけに豪雨に見舞われて沢筋が増水。
仮設の丸木橋、
といっても昔風の丸い木を架けただけではなく、
表面を平らに削った材木を架けてあるので
かなり歩きやすくなっていますが・・・。

幸いなことに要所要所の橋は無事だとのこと。
雪が多かったのでつい先日架けたばかりの橋もありますから
すぐに流されてしまったのではたまりませんね。
山小屋の方々のご苦労に感謝しています。

台風の豪雨のあとの山は危険がいっぱい。
半世紀以上も前の夏、台風の翌日の岩場で、
アクシデントに見舞われたことがありました。
ガレ場がゆるんでいることを見越して未明にベースを発ち、
数パーティーに分かれてロッククライミングを始めたのですが
親友が足を置いたガレ場が崩れて
後続パーティーの方が亡くなったのです。
タハラッチがチーフでしたので辛かったですね。

今回はもちろん、ロッククライミングではありませんが
ベースを発ってから2、3泊の単独行ですから
十分に気を配って怪我のないよう楽しんでくるつもりです。


2015年7月17日 16:34:27

今朝目覚めて空を見上げると
ほんのわずかながらも青空がのぞいていました。
その後雲に覆われて小雨が降ったりしましたが
やはり晴れ。
関東エリアは直接的な台風の影響圏から外れたようです。

朝から出かけていて先ほど帰宅したのですが
車が揺さぶられるほどの強風。
海上はきっと高い波が立っていて、
山は土砂崩れの危険が増加しているかと思います。
海へ行くにしても山へ行っても
台風の後は十分に気を配らなければなりませんね。

明日から3連休。
すでにいろいろな計画を立てている方が多いと思いますが
くれぐれもお気をつけて。
タハラッチ自身も目いっぱい注意しようと思っております。

でも出かける前に
会報だけは発送したいと思っております。


2015年7月16日 10:19:25

今朝は一時的にどしゃ降りでしたが
今は一段落。
我が家の辺りの雨雲は現在、消滅した感じですね。
まさに台風模様ということなのでしょう。

それにしても動きが遅い台風ですね。
北緯30度線を通り過ぎると
台風の動きは早くなるというのが今までのパターンでしたが
9時現在の11号の位置は室戸岬の南260kmで、
21時には同じく南西30km辺りをうろついているという予想。
ノロノロなだけに
風や雨、波の影響が増幅されるかもしれません。
困ったものですね。

このお天気ですから今日は
デスクワークに取り組むことにします。
8月例会、9月例会、10月例会の詳細を詰め、
アキアジツアーも最終プランをまとめることにします。

前乗りの1日分のアキアジ船の手配が
なかなかうまくいかなかったのですが
やっと確定。
前乗りする6名のうち4名は
希望が叶って久しぶりのアキアジ3連チャンが楽しめることになりました。
待ち遠しいですね。


2015年7月15日 10:15:20

我が家の周辺ではいくらか風がおさまってきました。
海上では風波ともにひどくなっているかと思ってMICSをチェックしました。
なんと、関東東海の南海上はいたって穏やか。
静穏なんて表示も出ていて波高も1mから2m台です。
これが本当の嵐の前の静けさなんでしょう。
もっとも台風11号の上陸までにはまだ何日かあります。

それにしても連日、猛烈な暑さで嫌になっちゃいますね。
数年前までは省エネを推奨していたようですが
最近はエアコンをつけろと盛んに言っています。
お上のことです。
世の中こぞってエアコンをつければ
温暖化にますます拍車がかかるはず。
一方で温暖化防止なんて啓蒙しながら、
背に腹は代えられないのか行き当たりばったりなのか
矛盾だらけの対策を促しているようにしか思われません。

便利なものや己に都合のよいことはいくらでも取り入れ
泥縄式の対策を押し付けようとする。
これが現代の政治なんでしょうね。
時代遅れの概念に縛られているタハラッチには
とても滑稽なことに思えてなりません。

現状で車に乗るとき、
エアコンなしではいられません。
先だっての新幹線の焼身自殺の際も、
昔の列車でしたら窓を全開にしてしのいだことでしょうが
気密性の高い車内ですから手も足も出ません。

世の中、何が起こるかわかりません。
水没対策として、
自動車の中に窓を割るハンマーを乗せておくことも次第に常識化しているようです。
新幹線にも必要かも。
こぞって危険への対策がないがしろにされているように思えます。

海や山など
危険に満ち溢れた場所での遊びにうつつを抜かしているタハラッチですから
その対策には少なからず心を痛めています。
人はついつい
そんなことは滅多に起こらないとか
面倒くさいなどといって
安全対策を怠りがちです。

乗船時のライフジャケットの着用、
連携した手渡しによる船への荷物の積み降ろしなど、
最低限の対策だけはしっかりしたいものです。
ほんのちょっとしたことを軽んじたために、
過去には大けがをしたり、海に落ちたり、
いろいろなトラブルがありました。
油断大敵ですね。


2015年7月14日 8:38:53

思わせぶりな台風11号。
1週間も経ってようやく日本列島に接近してきました。
でもやっぱり嫌なヤツ。
昨日から強い風が吹いています。

沖に出る予定はないし、
陸で吹いている限り問題はありません。
というより、この熱波を吹き飛ばしてくれるからありがたい限りですが、
そうはいかなかったのです。

梅雨明けを思わせるようなこの晴れは明日まで。
その後はまた梅雨空が戻ってきて
3日間は雨の予報です。
その雨とともに11号が西日本を直撃。
日曜日には日本海に抜けるという予想ですが
その後も台風一過の青空とはいかないようです。

ということで本日がわずかなチャンス。
ウナギ釣りを目論んでいました。
準備万端整えて
久しぶりの天然ウナギのかば焼きを夢に見ながら
出発時刻を待っていたところ、
携帯電話の着信音が響きました。

こんな時の電話は決まっています。
そうなんです。
この南っ気の強風のせいで、
川とはいえ船はまったく落ち着かず
夕べの釣果はたった1本のみ。
日をあらためたほうが良いとの船頭の声を聞いて
すっかりしょぼくれてしまいました。

でも船頭の見通しはお託宣と同じ。
素直にしたがう方が身のためです。
ということで天然ウナギはもうしばらくお預け。
嫌な11号台風がその嫌さ加減を上塗りしてくれました。


2015年7月13日 17:34:17

昨日の神津島は
期待していたアカイカが入手できず
ちょっぴり残念。
今季、関東、東海エリアのアカイカはもうお終いですね。
ぜひという方は九州方面でしたら今月いっぱいくらいでしたら
たぶんOKかと思います。
また玄界灘でアカイカを釣って、
泳がせ釣りでモロコを狙いたいですね。

悔やんでいて仕方ありませんから、
その代わりとしてサバを釣りました。
大物狙いの泳がせ釣りの活きエサです。
8本もの枝バリを結んだフラッシャーサビキに
何匹もが同時に食ってきます。

サバを狙うときは落とし込みの誘いが一番。
指示されたタナ、
魚探反応のあるところを集中的に攻めるのですが、
指示ダナの10mほど手前からリールのスプールを断続的に指で押さえ
ガクガクさせながらサビキを躍らせるのがこの釣りの基本。
一般の釣りでしたらこんな方法を取るとひんしゅくを買ってしまいすが、
サバにはこれが一番なのです。

うまく群れを捉えると、
オモリを吊り下げているにもかかわらず
仕掛けが止まってしまいます。
あまり欲張って追い食いを待っていると
ほかの人の仕掛けとマツッたり、
エビといって
せっかく食った魚の尻尾にハリスが絡まって
エビのように反り返ってしまいます。
追い食いはほどほどにして
手返し良く数を延ばしたいものです。

昨日サバ釣りでは最後の流しに、
アカゼムロを食わせませた。
抜き上げるとき口唇のハリ穴が開いていて、
今にも落ちそうでしたが
かろうじて取り込めました。

型はでっかく、サバよりもはるかに大型。
じつをいうとこの魚が絶品なのです。

ムロアジも旨いのですが
知ったかぶった釣り人の中には
まずいと言い張る輩もいます。
以前タハラッチがムロは旨いぞというと、
そんなことない!
まずくって食えないと横槍を入れてきました。

ちょうど島泊まりの時でしたから、
船頭のおかみさんに頼んでムロの刺身を用意してもらったのです。
その輩、恐る恐る箸で摘まんで口に入れると
絶叫しました。
旨い!旨い!

もちろん鮮度が命の魚ですから、釣った後処理が大切。
腐っても鯛といいますが
どんな魚でもきっちり〆て
しっかり水氷にして持ち帰るのが良いのはいうまでもありません。

で、昨日のアカゼ、
漁師や船頭、慣れた釣り師は絶賛する魚です。
タハラッチはこの1尾だけを持ち帰り、
今朝、さばきました。
狙った大物は残念ながら不発でしたから
やむを得なかったのです。
タハラッチはゴマサバはあまり性に合わないのです。

アカゼを四つの節におろして皮を剥き、
ひとつは刺身。
ショウガ醤油でいただきました。
カツオ同様、
ワサビ醤油よりこちらのほうが
旨みを感じることができると思います。
イカ刺しもそうですが・・・。

残りの三つの節は、
というより今回はこちらがメイン。
タハラッチ流の漬けにしたのです。

魚を降ろす前に漬けダレを仕込みます。
タハラッチはイカの沖漬け用に
あらかじめ漬けダレを仕込んで冷蔵庫にストックしてあります。
清酒を煮切り、
その半分ほどの量の醤油を加えてひと煮立ちさせたのが
これまたタハラッチ流のイカの沖漬のタレ。
味の好みは人それぞれですが
沖漬けに関しては
砂糖や味醂を加えない方が旨いように思えて
日ごろはこれをさらに水で薄めて漬けています。

今回はアカゼのヅケですから
粉わさびと粉辛子をたっぷり、
この沖漬のタレを煮切った酒でさらに薄めた漬けダレで溶きました。
ワサビと辛子の量は目分量。
こんなにたくさん入れてもいいのと思えるくらい
ドバっと入れるほうがうまく仕上がります。
ただし練りワサビや練り辛子を作るわけではありませんから
練らないこと。
さらっと混ぜ合わせるのです。

これにニンニクとショウガをすりおろして混ぜておきます。
この時点での味はたぶんまだとんがっているはず。
辛さと塩っ気は好みで調整してください。

ここに1cm厚くらいに削いだアカゼの刺身を漬け込みます。
さらに、
大葉、カイワリ、浅葱、薄い大根のタンザク、ニンニクスライス、千切りショウガなど
香味野菜を適当に刻んで加え、1、2時間も漬け込めば出来上がり。
ポン酢かレモン酢などを振りかければ、絶妙なヅケが完成します。
もちろんカツオにもぴったりですので、
これから青物が釣れたらぜひお試しください。


2015年7月12日 22:55:15

いやぁ、なかなかうまくいきません。
海は穏やかで真夏を思わせるような上天気。
真っ青に広がる海の中に仕掛けを送り込んで
今か今かとアタリを待つ。
期待がムクムク拡がるのですが
果てしなく拡がるだけ。
結局今日も実を結んではくれず、
10人の大物釣り師が枕を並べて討死でした。

今ではクロマグロの大物より難しいのが巨大カンナギ。
ひたすら狙い続けたので
悔いはほんの少し残っていますが
充実感と満足感は半分くらい受け止めることができました。
夢とロマンを追い求めて
次のチャンスにつなげましょう。


2015年7月11日 7:37:16

台風9号はすでに東シナ海に達していて
11号はまだ日本の海域には到達していません。
東海から伊豆諸島海域には若干、
二つの台風からのうねりが届いているとの観測がされています。
でも伊豆諸島沖の海上は比較的穏やかそうです。

今日はこれから多少波っ気、
というよりうねりが大きくなるようですが、
明日にかけては次第に収まっていく気配。
さらに明後日はもっと落ち着いてくれそう。
こんな状態でも嵐の前の静けさというのでしょうか。

明日の海は期待に応えてくれて穏やかそうですが
もう一つ、
楽しみにしていたアカイカの入手は期待薄。
海水温の上昇の影響なのでしょうか。
その代わり、
サバとともに丸ソウダが回遊しているとのこと。
血の気の多い魚ですから
泳がせ釣りのエサには最適。
サイズも小振りですから扱いも楽です。

1990年以来の舳会のカンパチのレコード、
55kgが仕留められたときのエサは
その直前に釣り上げられた本ガツオでした。
でかいエサにはでかい魚が食う。
明日のメインターゲットは
モロコ=クエと、カンナギ=マハタ。
でっかい獲物にはでかいエサが有効かもしれません。

アカイカエサと違って丸ソウダの場合、
単バリ仕掛けでよいでしょう。
青物でしたら活き餌に分がありますが
どちらも根魚の雄ですから
エサの生き死にはあまり問題ではありません。
大物の食欲を促す光と影と静と動。
これが決め手になります。
鮮度の良いエサをうまく誘って、絶妙な動きを与えてください。

きっとモンスターゲットの栄光が
輝くに違いありません。
期待しましょう。


2015年7月10日 8:47:40

台風の影響が心配です。
紀伊半島から四国の太平洋岸にかけては
現在、高い波が押し寄せています。

伊豆諸島海域では北東風ですが
さほど強くはありません。
八丈島の波高は2m台の前半。
南房ではさらに風も弱く
波高も1m台と落ち着いています。

波浪予想ではこれから夜にかけて
いったん波が高まりすが、
明日は次第に落ち着いてくれそう。
日曜日は穏やかな予想のようです。

台風の影響が次第に高まってきますので予断は許せませんが
今のところ、
日曜日の予報はけっして悪くありません。
願わくば前回と違って
アカイカが希望通り入手できると嬉しいですね。

潮回りも落ち着いているタイミングですから
思惑通りの釣行になるよう願っています。


2015年7月9日 8:28:05

台風9号が沖縄に接近していて
最大瞬間風速が60mとの予想があります。
この台風、週末には大陸へ進む見込みですから、
今度の日曜日の釣行には直接的な影響は少ないと思われます。

ところが11号が問題。
当初の見込みより進行速度が大幅に遅れて
14日にはまだ西ノ島周辺をうろうろしている気配。
ただしこちらのほうが勢力が強く
1,000km以上も離れているのに高い波高が懸念されています。

タハラッチは20数年も前、西ノ島がまだ平らだったころ、
釣りに行ったことがありました。
これが当時の写真。
ポジフィルムはあるのですが、
フィルムスキャナーがウィンドウズ8.1に対応していないため、
デジタル化した写真はこれ1枚だけ。
今回の噴火による様相とはまったく違っていますね。

11号台風の現在の位置はマリアナの東。
マリアナといえばサイパンにはそのころ
よく釣りに出かけました。
台風の発生海域ですから
ホテルの1階は柱しか建っていません。
台風になるとすべてのものを仕舞って、
風が吹き抜けるような構造になっているのです。
タハラッチは遭遇したことはありませんが
60mの風が吹くと車がひっくり返るとのこと。
猛烈な台風の中で現地人は
きっと今も暮しているのでしょうね。

そのsaipanの釣り、大物の宝庫でした。
カンナギ、オナガダイ、キワダにカジキ。
旨いのはオナガとカッポレでしたね。
懐かしい思い出がよみがえってきました。

でも今はもう、
沖まで出られる船もないことでしょう。
北マリアナ列島まで走ればきっと
あの爆釣が再現できるのでしょうが・・・。

日曜日の神津島周りが
穏やかであってほしいですね。
60~100号までの仕掛けを結んで
準備はバッチリです。


2015年7月8日 8:26:27

トリプル台風が心配です。
先日からの予報と違って
11号の動きがかなり遅くなっています。
12日の予報円の中心は火山列島の南。
神津島からは1000km以上も離れています。

神津島よりはるか南の八丈島の現在の波高は2.8m。
弱い南西風が吹いています。
これから先は日ごとに
波も風も強まっていくに違いありません。

10号の直接の影響はなさそうですが
9号からの影響も強まり
伊豆諸島海域の波高は予断が許せません。
今後の情報を注視していこうと思っています。

週間天気予報を見る限り、週末は晴れモードが持続。
でも天気予報には台風の要素が含まれないといいますから
どんな条件で予報をしているのでしょうか。
ミステリーですね。

海は波が高くても
内陸は陽射しが戻って梅雨明けモードに入ってくれるかも。
梅雨末期の台風で前線が消滅、
とまではいかなくて
北へと押し上げられることはあり得ます。
いずれにしてもしとしと降り続く今季の梅雨が
できるだけ早く通り過ぎてくれることを願いうばかりです。


2015年7月7日 11:32:35

今日も出かけることができそうにありませんので
未練がましく
ウナギの写真をアップして気分だけ浸ろうと思っています。
自分で釣って食べる天然ウナギなんて
とっても素晴らしいものですよ。


陸ッ張りではなく、船から釣るときは小物竿を並べます。


こんな美しい夕まづめからウナギが食い出してくれるのです。



上の写真はまあまあの釣果で、下のように売るほど獲れることもあると有頂天です。


ウナギもアナゴもさばき方はほぼ同じ。
たくさん獲れたときはいつもの店に持ち込んで料理してもらうと
やっぱり旨いですよ。


天然ウナギの白焼きです。
脂の乗りが違いますよ。


ありあわせの器でも、釣って食べる天然ウナギの丼は格別です。

せっかく食いが立ってきたというのですから、
近いうちに釣りに行きたいものですね。


2015年7月6日 15:27:52

なでしこジャパン、負けちゃいましたね。
出だしの3失点とそれに続くもう1失点。
あんなものなのですかね。
その後の2得点。
あれが初めから発揮できていたらもっともっと面白かったに違いありません。

そのあと、タハラッチは医者のはしご。
終盤は見ることができませんでしたが
序盤のワンサイドゲームで
手に汗握るような観戦はできなかったに違いありません。

体格的に大人と子供のような劣勢を跳ね返して戦ったのですから
準優勝は健闘したといってもいいのかもしれません。
でも勝っていてくれたら、
タハラッチの今の気分も
ほかの大勢と同じように爽快だったに違いありません。

ほかの人たちのプレイはこのくらいとして、
今度の週末の海象が心配です。
3個の台風のうち10号は別として
9号と11号が不気味ですね。
12日の島周りは11号の影響が濃厚。
ひょっとするとひょっとしかねません。
今後の情報を注視したいですね。

・・・

今週のウナギ、
お付き合いいただける方がいそうにありません。
お天気もはっきりしませんし、
もし食いが持続しているようでしたら
月が替わってから出かけることになるかもしれません。
もちろんそれまでに
お天気と日程が許せば
出かけるのはいうまでもありませんが・・・。


2015年7月5日 10:31:23

普段はサッカーのTV中継などは見ないタハラッチですが
なでしこジャパンの試合は二回も見てしまいました。
会場がカナダというのもいいですね。
アラスカだけでなく、
カナダへも何度か、
フィッシングツアーを試みています。

ターゲットはアラスカとほぼ同じ。
太平洋岸の一番北の沖の海に出てサーモンやハリバットを釣ったり、
内陸の川でサーモンフィッシングを楽しんできました。
とくに沖での釣りは
クルーザーに乗ったままの沖泊まりですのでかなり魅力的。
初日の夕餉は船頭が獲ってくれたカニやエビでもてなしてくれます。

何度も行っているのに写真の整理がほとんどできていませんので
ここでアップすることはできませんが
近いうちにアラスカツアーともども
ダイジェスト版を編集しようと思っています。

で、明朝もまた
なでしこジャパンの決勝戦を見ることになりそう。
勝ってくれるといいですね。


2015年7月4日 13:37:13

そろそろ土用ですね。
この夏の土用は
今月の20日から来月の6日かな。
その間の丑の日は24日と5日の2回あります。

最近は、丑の日にはウナギというのがごく当たり前になってきました。
完全に商人の策略に乗せられていますね。
とはいえウナギのかば焼き、白焼き、
誰がなといったって、旨いですね。
土用じゃなくたって、いつだって食べたい
わが国を代表する料理です。

このサイトをご覧いただいている皆さんといえども
そのほとんどの方は
ウナギをいただくとしても養殖ものが一般的なはず。
沖に出かけて天然のカンパチやシマアジを釣ってくる方はいらしても
天然のウナギまで釣ってきた食べるという方は少ないのではないでしょうか。
陸っ張りじゃラチがあきませんし
釣り船はほとんどないというのが実態ですから・・・。

このところの天候不順を反映してか
今季のウナギは釣況が遅れていました。
馴染みの船頭に問い合わせていたところ、
昨日になってようやく、
ポツポツ釣れ出したから来るようにとの電話。
梅雨の真っ只中ですから
陽気を見て出てきたらいかがでしょうかとのことです。

同じ長物のアナゴ同様、ウナギも夜釣りで狙います。
とはいえ一晩中の釣りではなく、
夕まづめから21時ごろにかけての短い時間帯に
舟を出してもらうのです。

それも沖へ出るような大きな船ではなく
小型の和船ですから
目いっぱい乗っても4人が限度。
できればタハラッチのほか、
お二人までがいいところかと思います。

アナゴと違ってウナギ釣りはぶっ込みの置き竿。
ですから
ある程度竿数を揃えたほうが有利です。
そう、一人4~5本くらいでしょうね。
エサの定番はドバミミズ。
タハラッチはこのほか特エサを使って釣果を延ばしています。

今夜はどうやら雨が避けられそう気配ですが、
昨日の今日ですからちょっと無理ですね。
明日と明後日は雨模様なので、次のチャンスは火曜と水曜あたり。
お付き合いいただける方を探しています。

首尾よく釣れたら
いつもの店に持ち込んで
天然ウナギで贅沢三昧といきたいですね。


2015年7月3日 9:35:38

本格的な梅雨ですね。
窓を開けると激しい雨音が聞こえてきて、鬱陶しさが募ります。
本当は今日と明日、山に誘われていたのですが、
昨日になってのドタキャン。
信越にはこの梅雨の雨雲がかかってはいないので
期待を裏切られてしまいました。
釣りにしろ山にしろ、
キャンセルされるのは嫌なものですね。

・・・

梅雨の真っ只中の今頃は
アラスカ、カナダでサーモンが最盛期だと伝えました。
わが国を代表するサーモンはサケ。
アキアジのことです。

アキアジと呼ばれるように北海道の秋の味覚の王様。
ビールの秋味なんて、酒を飲まないタハラッチにとっては
まがい物にしか聞こえません。

そのアキアジを狙って毎年、
9月にツアー組んで釣りまくっています。
その最大の魅力は爆釣できること。
回遊している群れをうまく捉えると
一荷、一荷半で食ってくるのです。

一荷というのは一つの仕掛けに2尾が食うことで、
一荷半は3尾。
昔は7、8本バリ仕掛けを使っていましたが
最近はもっぱら3本バリですから、
一荷半ならパーフェクトです。

小さめの個体でも4、5kgですし
大きいオスになると10kg近いサケですから
ひとつの仕掛けに3尾も食い付くと
衝撃が襲い掛かってきます。
鮮烈とか猛烈なんて形容ができないくらいの強烈な引き。
下へ引き込むだけでしたらしのぎやすいのですが、
左右上下、それぞれが勝手な方向に泳ぎ回ります。

ワラサからブリ級が暴れまわるのですから
釣る方は堪えられません。
そして船上のほぼ全員が同じように釣りまくり、
船上が一気に戦場の様相を呈することになるのです。

取り込んだサケは
まず頭を棍棒で叩いて〆ます。
ハリバットには銃弾を打ち込んで〆ますが
それほどまでではないにしても猛烈に暴れるサケですから
こうして〆ないことにはハリも外せません。

この強靭な動きのほかにもサケには大きな魅力があります。
食べて旨い身は皆さんご存知の通り。
釣り上げたメスの腹を裂いて取り出したイクラの醤油漬けなどは
まさに絶品といえます。
その辺の鮨屋やスーパーに並んでいるイクラとはまったくの別物なのです。

ツアーまではまだ2ヶ月もありますが
予約してある航空券を
そろそろ購入しなければなりません。
その手続きが完了するとスケジュールの細部にわたって詰めが始まり、
釣行前の楽しいひとときが訪れてくるのです。
待ち遠しいな。


2015年7月2日 10:39:05

今日も鬱陶しい朝を迎えました。
雨こそ降っていませんが
重苦しい雲が低く覆っています。

そんな中で、
少しだけ晴れ間がのぞいてくれそうな感じ。
なでしこジャパンが決勝進出を決めてくれました。

門外漢のタハラッチですから正確かどうかはわかりませんが
ゲーム内容はすっきり勝ったというのにはいま一つもの足りなかったようです。
先取点のPKは良いとして
すぐさま相手にもPKを与えてしまいましたし、
タイムアップ寸前の相手のオウンゴールによる辛勝。
そこまで追い込んだのだからそれでよしとするというのが通の見方なのかもしれませんが、
どうなんでしょうか。

もっとも釣りでも似たようなことがまま見られます。
どう見ても釣れそうにないような人に
その日の貴重な1尾が食ってきた。
そんなことってよく起こります。

それってじつは、その人の釣り方、
例えばタナの取り方、エサのたるませ方などが
その日の状況にぴったり合っていて、
うまく魚の目前にエサを送り込んだということなのでしょう。
慣れた人たちはわが道を行きながらも
見当はずれのことをしていたに違いありません。

釣れないときは
釣っている人の操作法をそっくりまねてみるというのが一番の解決策かと思いますが
一日にたった1尾しか食わないような魚を狙っているときなどは
手の施しようがりません。

とはいえ
それまでやっていたことがすべて
その日の潮況や魚の食い気に反していたのでしょうから
思い切ってまったく違うことをしてみるという選択肢もあります。
でもね、
そんなときは何をしてもダメ。
アリジゴクでバタついているようにしか思えません。

気分を変えて開き直り、
今日は沖に出られただけで幸せだと思いながら、
エサを刺した仕掛けだけはタナに沈めておくほかはありません。
きっと殺気が消えて、
思いがけないタイミングでターゲットが食いつくこともあります。
納竿1分前どころか
最後の合図がかかった巻き上げで、
今日のなでしこのように
思いがけなく狙った魚が食ってきたという経験は
タハラッチだけではなく、
大勢の釣り人が経験しているはず。
あきらめないということは
やはりとても大切なことなのでしょうね。


2015年7月1日 8:25:26

今日から7月。
季節柄、鬱陶しい梅雨空で今年の後半がスタートしました。

上半期の〆の昨日、
衝撃的な事件が発生しました。
なんと、走行中の新幹線の車両の中での焼身自殺。
巻き添えで亡くなった方もありました。

評論家の中には想定外だととコメントする人もありましたが
規模や背景は違うとしても
地下鉄サリン事件と重なるところがあるように思えてなりません。
世の中をすねた輩が無関係の人を道連れにして
思うように生きられなかった鬱憤を晴らす。
自爆テロにも共通していて
誰もがそんな危険に巻き込まれかねないことは
昔から懸念されていたことではないでしょうか。


タハラッチは釣りや山だと
危険に満ち溢れたところに身を投じて、遊びまくっています。
ほんのちょっとした流れの違い、
対応の誤りなどで、
とんでもない危険に陥ることも珍しくありません。

どうやっても対応しきれないことがほとんどでしょうが、
中には準備を整えておくことで回避されることもあります。
釣りの場合のライフジャケット、
これはかなり大きな意味を持つはず。
今までに何度も繰り返してきたように
突然の竜巻や落雷で船が沈没することもありえます。
自分の命ですから
やはり自分自身で守るよりほかはありません。

その昔、山登りにうつつを抜かしていたころ、
雪崩に見舞われたことがあります。
5月の連休に不帰ノ剣という山を登っていたときのことです。
10名足らずのパーティーを組んでその先頭に立ち、
雪渓をトラバース、横切っていたとき、
ブロック雪崩に襲われたのです。

爆音とともに上方から、
岩と雪の塊がなだれ落ちてきました。
「ブロックだ!」
叫びながら辿ってきた方向に駆け出しました。
火山噴火の土石流ほどではありませんが
直撃されたらひとたまりもありません。

アイゼンは履いていません。
雪渓上を少し登り気味にトラーバースしていましたから
戻るときは下り加減になります。
もちろん後続の仲間がいますから
トレースされた、走りやすいところは通れません。

気が付いたとき、
タハラッチは雪崩の流心から一番離れたところまで
退避していました。
トレールのない雪の斜面を駆け下ったのです。
臨機応変。
このときは全員が無事で、ほっとしました。

海でも山でも、安全対策と
危険に対する知識を身に着けることが不可欠です。
危険が充満している自然の中には
えもいわれぬほどの喜びも満ちています。
そんな中で
より快適に、そしてより安全に
楽しさを享受していきたいと思っています。


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