ベニアコウのエサ切り2003.1.15
2006.2.26追加
2015.2.16修正

水深1000mもの深みにいるベニアコウを釣るには、大きなエサが圧倒的に有利だ。
南房乙浜の恵津丸では昔から、スルメイカの胴を開き、裾に添って幅1cmほどのタンザクに切って使っている。
こうするとほぼ均一化した長さの大きなタンザクが、1ぱいのスルメイカから7、8切れ取ることができる。
タハラッチも長い間、このエサを使用していた。
ただしその後恵津丸もタハラッチも下記の図のように
胴を開いてから縦に6〜8切れくらいに切っている。

ところがある日、伊豆諸島周りでメダイを釣っていたとき、ピンとひらめいたのがスルメイカの胴を開かずにハサミで螺旋状に切る方法。
これなら白くて長いテープ状のエサに反応するメダイを仕留めるのに好都合だ。
キッチンバサミでやってみると結構うまくいく。イカの螺旋切りと名付けている。

そういえばどこかの漁師が絶対に明かすことのできないエサの切り方があるといっていたがこれのことか。
伊東の漁師に尋ねてみると、彼らは胴を開かず、その中に木型をはめて柳刃で削ぐようにして同じように長いタンザクを作ってきたという。
だがときどき刃が滑って怪我をすることがあるから、必死の作業だという。


イカのスソからハサミを入れて、
螺旋状に切ると長い帯になる。


これはオキアミと合わせ刺し。
メダイやオナガダイに効果的だ。
ベニアコウにはもちろんオキアミは不要。

キッチンバサミで切る分には怪我の心配もなく、途中で切断される恐れもない。
1杯のスルメイカをエンペラのギリギリまで切ると、1.2〜1.5mほどの長さになる。
メダイを釣るにはこれ1本を刺しても良いが、ベニアコウならせいぜい40〜60cmの長さで良い。
出来上がった長いタンザクを適当な長さに切り、渦巻き状に丸めて冷凍しておけば、
ベニアコウのほか、キンメ、オニカサゴ、イサキ、シマアジなどにも刻んで流用することができて便利なことこのうえない。
ただしその後、タハラッチは上記の赤字で記載したように
胴を開いて縦切りのタンザクを多用している。

ベニアコウのトモ打ち順巻き
ベニアコウ仕掛け図
深海釣りの釣り座

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