10月13日の例会は、勝浦・川津港の宏昌丸の仕立て船で、カモシ釣りを実施します。ターゲットはヒラマサとマダイ。食いの良い細仕掛けで狙うヒラマサはとくに迫力満点。例年、20kgオーバーの大物が上がっていますから、油断しないよう頑張ってみましょう。
現在の参加予定者は9名ですから余裕綽々。あと2、3人乗船してもゆったりと楽しめると思います。乗船料は、乗合船と同じ1万2千円。集合は4時30分です。
釣り方やタックルについては下記および仕掛け図を参照してください。
今回、道糸はナイロンではなく、PE8号に統一しますので、電動リールの使用もOKです。マダイとヒラマサは、クッションとハリス、ハリを取り替えれば、タックルはそのままで間に合います。
カモシ釣りは勝浦で考案された釣法で、誘導式のカモシテンビン、カモシリング、カモシライン、鉛ライン、カモシ袋を使い、サンマのミンチを海水でドロドロに溶いてコマセます。 一口でいえば、ワラサ釣りとコマセダイをミックスしてさらにライト泳がせを加え、強烈にした釣りです。例年20kg以上のヒラマサが上がっていますので、竿はしっかりしたものをご用意ください。手持ち操作をする部分がありますので、長さは2.3〜2.7mの間がよいでしょう。 |
通常、道糸はナイロンの18〜20号を使い、20〜45ヒロの間に、5ヒロごとに目印を付けます。セキ糸を使って付けますので、慣れない人は難しいと思います。必要な場合は目印付きのナイロン糸を船宿で売っていますので、これを購入して巻いてください。標準は150mです。 したがってナイロン道糸を使う場合、リールはフィンノールのライトが主流で、これ以外のリールだと肩身の狭い思いをする船宿もありますが、ラインキャパと20kg超のヒラマサに対応できるドラグ耐力のあるリールならば問題ありません。 今回はナイロン道糸を揃えるのもたいへんだと思いますので、PE8号を使うことにします。全員で統一すればナイロンの道糸でなくてもまったく問題ありません。 |
ミンチの濃度は耳たぶの柔らかさといわれています。専用のポンプや柄杓がありますので、それを使ってカモシ袋に入れます。カモシ袋の口は銅線でできていて、コマセを出したいときには凹型にひっこませ、絞り気味にするときは凸型に膨らませて調整します。指示ダナより5mくらい深く沈め、大きなアクションでゆっくりと醸しながらタナを取ります。 | 刺しエサはサンマのブツ切りを使い、そのまま刺したり、骨を抜いて裏返したり、いろいろな方法があります。 |
ミンチを衣服やバッグに付けたまま帰宅しますと異様な臭いで家族のひんしゅくを買いますので、タオルなどを用意してしっかりと水洗いをしてから車に積み込むのが無難です。
エサはサンマで、ブツ切りやタンザクなどいろいろ。 | 遊動テンビンとカモシ袋の組み合わせ。 |
ハリもチチワもセキ糸でせいて補強。 | 道糸の端も補強したチチワ。 |