マダラ釣り解説2002.10.7up

田原マダラ   

11月例会

1117日の例会は、小名浜からの出船でマダラを狙います。今シーズンは数はいまいちのようですが型が良いとのこと。きっと絶品の味覚を誇る白子がパンパンに張ったどでかいマダラが食うのではないかと期待しています。

集合は小名浜港、昇辰丸岸壁に午前4時。航程35海里の好ポイントを狙う予定です。帰港は遅くても16時過ぎごろで、乗船料は1万5千円です。エサの冷凍サンマはたっぷり用意してもらうことにしましたが、フルメンバーになりましたのでエサ代の追加は不要になると思います。
参加者は源、村上、今西、田原、中川、垂石、北見、洋子、桑野と、つい先日、新入会してくださった秋山さん、そしてゲストの瀧島さんと作田さんの12名です。(11.5追記)
いつものように前夜190530分の間に、田原の携帯電話まで出船確認をしてください。
 田原は前夜、中川、垂石、源、洋子さんたちと一緒に小名浜に宿泊し、旨い地魚を味わおうと思っております。
前泊ご希望の方はご連絡ください。素泊まり、暖房費、消費税込みで4200円です。

タックルと釣り方の基本

オモリ350号を使用しますので、タックルは深海竿か泳がせ竿。ブルバイパーTやキングバイパー200S、250Wなどが良いでしょう。
 道糸は
PE6〜8号を400m以上巻いておいてください。タナコンブル750など中型リールがある方は、できればPE8号を500mほど巻いておくと万全です。もちろん電動リールが有利ですが、バッテリーは持参してください。
 仕掛けは胴付き5〜6本バリ。ハリスは101250cmで、幹糸は20号前後を1.2m間隔。クレン親子サルカンで接続します。ハリはムツバリの1820号クラス。最近はゴテゴテの仕掛けが目立っていて、サメなどを寄せて困ると船頭は嘆いています。シンプルイズベスト。タコベイト、蛍光玉、水中ランプなどは念のため用意する程度にし、基本的には付けないほうが良いということです。

サンマは凍ったまま3枚におろし、片身の尻尾の部分をチョン掛けします。そのため良く研いだナイフが必要。切れないナイフで無理矢理切るとエサはタナまで降りていく途中で脱落してしまいます。研ぐ自信のない方はカッターを用意し、替え刃もたっぷり持ってくると良いでしょう。1枚や2枚では脂のため、すぐに切れなくなってしまいます。このほかイカのタンザクを使う方も見られますが、その他特エサを含めて各自でご用意ください。

釣り方は簡単明瞭。オモリが着底したら糸ふけを巻き取って道糸を張り、船の上下動でオモリがトーントンと底を叩くようにしてアタリを待ちます。マダラのアタリは鮮明で、ゴツゴツッときますから、ドラグを効かせながら中速の電動巻き上げに託します。衝撃的な引きを見せる魚ではありませんから、置き竿のまま巻き上げてもOKです。
 底に群れていますから、追い食いさせると効率よく釣れます。とはいえ、あまり遊ばせてしまうとハリ穴が開き、バレることがあります。ほどほどにしておきましょう。

時化の対策

 この時季の小名浜沖は時化に見舞われることがあります。そんなときはマダラをあきらめ、港の前の魚礁周りでクロソイを狙って大釣りしたことがありました。現在、クロソイは魚影がきわめて少なくなってしまいましたが、同じ仕掛けで良型のヒラメ、イナダ、アイナメ、カサゴなどが食ってきます。
 そのため、ソイ五目のタックルと仕掛けをご用意ください。基本的には胴付き3本バリくらい。エサは冷凍イワシの1尾掛けです。
 オモリは50号を使いますので、手持ち操作のできるヒラメ竿かそれよりやや先調子気味の竿がよいでしょう。水深は30〜50mくらいですから手巻きリールで十分です。


11月例会は塩屋崎沖のマダラ

11月17日の例会は、小名浜港の昇辰丸からマダラ釣りに出ます。
今シーズンのマダラは型は良いのですが、数がいまいち伸びていないとか。
まだ1ヶ月ほどありますから、好転することを期待しています。
それにしても今期は寒暖のメリハリが利いています。
きっとパンパンに張った白子がギュウ詰めになっているに違いありません。
あのトロッとした絶妙な白子のポン酢醤油和え。思い起こすだけで喉が鳴ります。
有志は前日の夕方までに小名浜入りし、旨い地魚料理を楽しむことにしております。
明日はきっと凪ぎ。熱い期待を抱きながら、昼から常磐道を北上します。2002.11.16


釣魚ガイド&仕掛け
昇辰丸のマダラ02.11.17
マダラ料理
ソイ五目仕掛け図
マダラ仕掛け図
サンマの切り方
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