勝浦の宏昌丸の仕立て船で、三本松の水深30〜40ヒロダチをカモシ釣りで攻め、4kgジャストの食べごろヒラマサを1本仕留めてきました。
詳細は明日にでもお知らせします。
この日、三本松に到着すると、すでに他船ではヒラマサを何本か取り込んでしまっていて、外道のアタリすらまったくありません。船頭も懸命に魚影を追ってくれるのですが、時合いを逃してしまったようで、手の施しようがありません。
それでもカモシ釣りですから、指示ダナの5ヒロ深く仕掛けを沈め、ハリスを完全に馴染ませてから2〜3段くらいにあおってカモシ上げます。潮が速いため、ミンチの溶き加減はやや硬め。竿のアオリもさほど強くせず、軽く振ってコマセの乖離を防ぎます。
仕掛けは12号3ヒロ半。タイ仕掛けに替えるとしてもせいぜい10号止まりだという船頭のアドバイスにしたがい、最初の仕掛けで押し通します。それでもコマセの打ち返しはできるだけこまめにしましたから、あっという間に桶が空になります。3回目のお代わりをして、40ヒロまで仕掛けを沈め、ゆっくりと35ヒロにカモシ上げてホルダーにセットしました。その途端、リーディングXGOUIN240Hの穂先が海面に突き刺さったのです。
食ったぞ!船上の眼差しがすべて、田原に集中しました。すかさず竿を取り上げて正眼に構えると、手応えは十分。強烈な第1波が襲いかかってきました。竿先を下げると道糸が3mほど引き出されましたが、引きはそこで一段落。グイッと竿を起こして締め上げ、高速でリールを巻きます。軽くてしなやかな竿とナイロンの道糸ですから、ヒラマサの引きなどものともしません。グイグイ締め上げると第2波が襲ってきました。ふたたび竿先を下げてその衝撃を交わしたらもうあとは完璧にこちらのペース。仕掛けをトップガイドまで巻き込み、ホルダーにかけてハリスを手繰ります。でもここでヒラマサは最後のあがき。手繰ったハリスを2度も引き出しましたが遂に観念し、タモの中に収まってくれました。
残念だったのはこのあと。この日はフィールドテストだったため、この直後に釣りは終了。いろいろな実験を繰り返し、データを集積します。その間に時合いが訪れてきたらしく、ヒット、ヒットのコールが無線から流れてきて、良い船では納竿前の1時間くらいで10kg級を頭に10本以上のフィーバー。それを聞きながらまたのチャレンジの機会を作らなければと思った次第です。
翌日、宏昌丸の乗合船でも8kgを頭に10本のヒラマサをゲット。遅れていたヒラマサの回遊が本格化してきたようですから、今後が楽しみといえます。
ヒラマサ料理
カモシ解説
宏昌丸のカモシ釣り02.10.13
カモシ釣り仕掛け
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